キシレン:よく聞く有機溶剤の第2位?

あくまでも私の調べで・・です。

トルエンとキシレンは有機溶剤の中でもかなり多く聞かれるもので、健診機関でも一般的な健康診断として末端の事務員でも存在を知っているくらいです。トルキシ、何て呼び方をする場合もあり、結構セットで受けることも多いので似たようなものと考えている方も多いかもしれませんが、当然のことならが別物です。

私も調べるまでは全く知らなかったのですが、キシレンには3種類が存在しており、それぞれ「オルトキシレン」「メタキシレン」「パラキシレン」と呼ばれているようです。化学原料として利用する場合にはそれぞれ異なる用途で使用することになるので分けて管理されているようです。

健診機関ではあくまでもキシレンという一つの枠組みで見ているので、いずれの場合も身体への悪影響に関しては共通するところなのでしょう。キシレンは上記の3種類に対応する形で塗料、接着剤、可塑剤の原料として利用されることになります。

キシレンとは

さて、そんなキシレンですが、有機溶剤の一種に分類されています。有機溶剤というものは厚生労働省のパンフレットでは次のように紹介されています。

有機溶剤とは、他の物質を溶かす性質を持つ有機化合物の総称であり、様々な職場で、溶剤として塗装、洗浄、印刷等の作業に幅広く使用されています。
有機溶剤は常温では液体ですが、一般に揮発性が高いため、蒸気となって作業者の呼吸を通じて体内に吸収されやすく、また、油脂に溶ける性質があることから皮膚からも吸収されます。
揮発性が高いので、直接触っていないつもりでも体の中に入ってきているかもしれないのです。そのため適切な使用状況にあるのか、環境にあるのかは半年に一回のペースで確認する必要があるということになっています。
このキシレンは大量に吸い込んだ場合、頭痛や倦怠感、吐き気、食欲不振などの症状が出るとされていますが、毎日の仕事の中で少しずつ吸い込んでいく場合もあるでしょう。そのためキシレンを使用している場合は尿検査と医師の診察で検査をすることになります。
尿検査は「尿蛋白」に加えて代謝物としてのキシレンの有無を確認します。要するに採尿した尿の中からキシレンが見つかるかを検査するのです。その濃度が一定量を超えた場合には医師の判断として二次検査になるでしょう。状況によっては作業の禁止などに踏み込む必要があるかもしれませんが、ここから先は産業医のお仕事ですね。
医師の診察を聞いたことがあるのですが、基本は触ってはならないものとされています。キシレンは脂肪を溶かす性質がありますので皮膚から体内に入っていくことになるからです。いわゆる取り扱い注意の物質ということですね。

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