大学生の健康診断② ~特殊とか~

理系なら普通です。

私の職場ではいくつかの大学の健診を行っていますが、理系の大学の場合には先生方の特殊健診の需要があります。研究者になるとそういったものを扱わずに研究をすることにも限界があるのでしょうね。

先生と言っても労働者ですので有機則や特化則に従って特殊健康診断を行わなければなりません。そんな時に気になるのが先生の周りで一緒に研究をする他のスタッフですよね。一般的には以下のような構成だと思うのですが、どう扱われるのでしょう。

①教授(または准教授)

②助手(講師など)

③大学院生(修士・博士)

④学部生

安全衛生法によって健康診断が義務付けられるのは労働者となっています。そうすると以下のようになります。

①教授(または準教授)  ⇒ 労働者

②助手(講師など)    ⇒ 労働者?

③大学院生(修士・博士) ⇒ 学生

④学部生         ⇒ 学生

そうなってくると、同じ環境で有機溶剤や化学物質を取り扱っていても法的に健康診断を受けさせる義務があるのは①と②だけなんでしょうか?

私はなんだかよくわからなくなって色々と調べましたが、学生がその活動の中で取り扱う有機溶剤や特定化学物質などを取り扱う場合には健康診断は不要なのでしょうか?

実際のところ、学生の特殊健診というものは普通に行われています。そのため法的な根拠はどこかにあるだろうと思って探してみたのですが、結論を言ってしまえばそんなものはなかったのです。

それでも健康診断を行うのが一般的な背景には、学生に何買った場合のことを考えてのことでしょう。研究機関であると同時に教育機関でもある大学の場合には最先端の対応が求められるはずですので、危険な物質を取り扱うにあたっての適切な対応を学生時代から身に付けるための一つの教育にもなっているのではないでしょうか。

あるいは万が一健康被害が生じた場合に学校側が適切に対処してきたということを対外的に証明する一つの手段です。法的には不要な健康診断を学生にもうけさせるということは学校の大切な学生を守ると同時に教育にもなり、万が一の事態における保険にもなっているということです。

大学生の特殊健診に法的な位置づけがないことは驚きましたが、現実的には必要性を感じて自主的に行うのが一般的というのが現状のようです。

なお、学生が非常勤大学職員として教育サポートに従事している際に使用する化学物質の場合には労働者として取り扱われるそうです。なんだか面倒ですね。

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