治療中という判定はどう見るべきか

健康診断には治療中という判定があります。

人間ドック学会の基準では「E判定」と表現されており、その意味するところは治療中であるというものです。もう少し若かった頃の私は、そうか治療中なら安心だね!という印象で見ていましたが、最近では本当にそうなのだろうかと感じるようになってきました。

その背景にあるのは治療中って何だろう・・という素朴な疑問だったりします。

例えば私は血圧は正常範囲なのですが、一般に正常範囲外になっている人は珍しいものではありません。多少は生活に注意するだけで良いかと思いますが、低度が過ぎると薬を使ってでも下げるべきと考えるのが普通ではないでしょうか。

しかしながら実際には以下のようなパターンがあるんですね。

①病院に定期的に通っており、薬物治療を継続中

②病院に定期的に通っており、薬物治療なしで生活指導を継続中

③年に数回程度、病院に通って経過観察中

④その他

多分もっとあると思いますし、それぞれのパターンに対して現在の血圧が正常範囲内、境界域、基準値外などのような様々な状態が想定されます。したがって軽く見積もっても10パターン以上の治療中という状態があるということになるのです。

さらには医師の考え方も様々です。とにかく薬を出して正常範囲にコントロールしようとする医師もいれば、むやみに薬に頼るのではなく、生活の工夫や生活習慣の改善で良くしていくことを目指すという場合もあります。

私はどちらかと言えば薬を使わずに対応していきたいという人間ですので、できるだけ薬を使わずに生活できるように支援してくれる医師を選ぶようにしています。その結果、私の血液検査の結果は正常範囲に入ってはいません。やや外れる程度の経過観察の範囲を行ったり来たりしています。

どのような薬にも副作用はあり、必ず肝臓に負担をかけているという考え方を私は信じていますので医師が進めない限りはあまり薬を頼ろうとは思わないのですが、それでも正常範囲外を長く漂うようであれば相談するようにしています。

その一方でとにかく薬を出して対応する医師もいるでしょう。同じくそういった薬を多く出してくれる医師が親切で優しいと感じることもあるものです。

そんなわけで私は健康診断や人間ドックにおけるE判定はあくまでも参考程度に見るべきだと思っています。治療中だからと言って、主治医にしっかりコントロールしてもらえているとは限りません。考え方に非常に大きなばらつきがあるのが医師の世界だと思っていますので、しっかりと自分で考えられることが大切だと思っています。

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