トルエン:有機溶剤健診の代表格?

これは、結構有名です。

私が有機溶剤の健康診断の説明の際によく使うのがこのトルエンです。同じくらいキシレンも使いますが、それくらい一般的に使われている有機溶剤らしく、健康診断の精度や仕組みの説明の際には良く使っています。そんな私ですが、このトルエンというものの実物は見たこともありません。さてさて実際のところどんなものなのだろうかと思いましたので調べてみました。

まず有機溶剤ですが、厚生労働省のパンフレットの一部に次のように書かれていました。

有機溶剤とは、他の物質を溶かす性質を持つ有機化合物の総称であり、様々な職場で、溶剤として塗装、洗浄、印刷等の作業に幅広く使用されています。
有機溶剤は常温では液体ですが、一般に揮発性が高いため、蒸気となって作業者の呼吸を通じて体内に吸収されやすく、また、油脂に溶ける性質があることから皮膚からも吸収されます。
なるほど、いわゆる取り扱い注意のお薬といった感じですね。中学、高校の理科の実験などでいわゆるやばい薬といったものを扱ったことが誰でもあるかと思いますが、そんなイメージなのでしょうか。
そんなわけでトルエンですが、私の中では代表的な有機溶剤としての印象を持っています。そんなトルエンですが、名称と健診項目以外はほとんど理解していないことに気が付きましたので、それがいったい何なのかについてまとめてみます。そんな担当者さんも多いのではないでしょうかね。
トルエンとは
トルエンには別名があります。メチルベンゼン、トルオール、トロール、フェニルメタンがそれにあたります。ただ、健診の際にはトルエンと呼ばれることがほとんどですね。別名は製品に掲載されている成分表などで目にすることがあるかもしれません。
常温では無色透明の液体になっていますが、臭いは結構強いのだそうです。いわゆるシンナー臭というのはこのトルエンが基になっているのだとか。
このトルエン、溶解力がとても強いのだそうです。塗料、接着剤、ゴムやインク、油などの様々なものを溶かすことが出来ますので便利な溶剤なのだとか。そんなわけで塗料を伸ばすためにも使われているので塗装などではよくつかわれているようです。
いわゆるシンナーは塗料やラッカーのうすめ液ですが、中にはトルエンを使用しているものもあります。全てではないので同一視することはできません。
シンナーと言えば世代にもよるのかもしれませんが、不良が吸っているというイメージを想起する人もいるかもしれません。実際に吸い始めに開館を感じることはあるようですが、言うまでもなく有害な行為です。このような問題が明らかになってきていますので簡単に入手できるものからは徐々にトルエンが取り除かれているとかという話を聞いたこともあります。
一般的には幻覚や幻聴、全身筋肉の劣化や生殖器や脳の障害が出ると言われていますが、健康診断ではそんな重症になるずっと前の状態で適正な状況かを判断しなくてはなりませんので見た違った基準があります。その辺りを医師が直接確認しているということですね。
健康診断では尿中にトルエンが確認できないかを見ることになります。通常の試験紙による尿たんぱくの検査に加え、採尿した検体の中からトルエンが検出されないかという代謝物の検査もします。当然検出されれば二次検査の対象になります。
仕事の中でトルエンに触れていれば当然ですが、触れていなくても生活習慣の関係で高地になることもあるようです。異常値になったら相談が必要ですね。

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