学生の健康診断の実際について

春は健康診断のシーズンです

特に学生はね・・。私の職場でも中学、高校、大学と様々な場所で健康診断の仕事があります。毎年春の風物詩というか、非常に大規模に実施することになりますのでインパクトがあります。

企業健診の場合にはせいぜい一社に一回出動で100~200人くらいの実施を標準にしているのですが、大学などの場合にはそうも言っていられません。相当多くの人数を処理する必要がありますので一日1000~3000人なんてことも当たり前になります。まさにお祭り状態ですね。

大学生の健康診断は数多く実施するのが基本ですから単価は非常に安く、効率よくできるかどうかが全てになります。とにかくシンプルに間違いなく実施する方法をどこもしっかりと考えることになります。

さてこの学生の健康診断ですが、サラリーマンの健康診断とは似て非なるものです。実施しなければならないものであるという事実は変わらないのですが、その根拠になる法律が違うのです。

サラリーマン:労働安全衛生法

学生:学校保健安全法

対象となる相手が違うので法律の詳細はかなり違いますが、健康診断は健康診断です。児童生徒では一般的に行われていた座高の測定が最近になって廃止になりましたので、オリジナリティのある検査はもうないかもしれません。

さて、そんな学校保健安全法ですが、非常に特徴的な一文があります。それが以下の部分です。

第五条 法第十三条第一項の健康診断は、毎学年、六月三十日までに行うものとする。ただし、疾病その他やむを得ない事由によつて当該期日に健康診断を受けることのできなかつた者に対しては、その事由のなくなつた後すみやかに健康診断を行うものとする。

これです。法律で新学期から3か月以内にやるように義務付けているのです。そのため全ての学校が春に健康診断をしたがる‥というかしなければならないのです。子供の1年は大人の一年とは違いますから、情報の集積の関係でも、発育発達の関係でも早期に固定して実施する必要があるのかもしれませんね。

とにかく人も設備も必要とする大学の健康診断は優先的にスケジュールを決めないと回りませんのでとても神経を使うことになります。担当者は時々思っているかもしれません。これ・・割に合わないかも・・と。

私の知る限り大学の健診を取り合うという健診機関の話は聞きません。あるにはあるかと思いますが、中々新規で対応する余力はないですね。国公立の場合には入札になることも多いですが、競争相手がいないこともあるようです。要するに安いんですよね。難しい分野です。

春が怖いと感じる健康診断関係者の悩みの一部はこういった学校健診だったりします。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする