経営者の姿勢とストレスチェック

経営者の姿勢が反映している気がします。

最近3年目に突入したストレスチェックですが、どうやら経営者の考え方が取り組み方に関与しているのではと考えるようになりました。大きな企業になれば管理部門の長の姿勢も影響しているように思いますが、いずれにしても会社がその情報を活用して何かをしようと考えているかどうかで違いが生じてきています。

世の中には様々な企業がありますが、その大半は中小企業です。従業員数も少なく、産業保健スタッフが社内に一人もいないのは当たり前であり、産業医も契約はあるけど名前だけという状態になっている企業が少なくありません。それが事実です。しかしながらそのような環境の中でも変化が生じてきているのです。

以前ストレスチェックの二極化の話をしたことがありますが、この様な姿勢の背景にあるのは経営者の様な気がするのです。実際に多くの担当者と話をしたり、詳細な打ち合わせを繰り返してきましたが、やる気を感じたのは最終的には何かを成し遂げなければならないという背景を持った会社の担当者さんが多かったように思います。メンタルヘルス関係の問題が発生したり、発生しそうな会社において、担当者に経営者からの指示があるケースなどがその典型例です。

一方で実際にストレスチェックの契約をする際に、本人に問診を配布して回収し、結果を作成して配布して、それで終わりにしてしまう会社さんも少なくありません。その後のフォローは何もしないのです。さらには会社の控えを持つことも無ければ医師の面談も手配しないというケースも多いです。それぞれの事情があるのでしょうが、まだまだ現実的にはそのようなレベルに留まっている場合も多くなっています。残念ながらこういった会社さんは多いです。

やはりこの制度を活用して会社を良くしていこうとするのであれば、経営者自らが先頭に立つ形で実施を強く推進しなければなりません。しかも自分自身で結果を見ることはできませんので、担当者と産業医を信じて任せなければなりません。それが出来るかどうかが重要なカギなんでしょうね。この一年で取引をした会社さんの中でやる気にあふれるケースはほとんどが陰ながら指揮をする経営者の姿が感じられるものでした。

まだまだこれからの制度なので安易に判断はできませんが、どうせ行わなければならない義務なのであれば、経営者は本当に会社をよくするためにどうすれば良いかを考えるようにすべきだと私は思います。ストレスチェック制度の意味や価値を問う声がすでにありますが、本気で取り組んだと言える程活動をしている会社はまだまだ稀な存在だと思います。サービス提供側もそうできるように支援していかないといけないなと反省しています。

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