健診機関でのストレスチェックへの熱意は下がる傾向に

健診機関のストレスチェックに期待はしていない?

そんな声が聞こえるような気もしてきます。確かに私たちの職場の経営者もストレスチェックに関しては力を入れないと明言していました。それでも対応できるようにしているのは、健康診断と同時に実施したいと考えてくる会社が一定の割合で存在するであろうという点を考えての事です。

要するにストレスチェックにそんなに力は入れていませんし、必要最低限のことを最小の労力で実施するという目的で提供している側面があります。私はこの考え方を経営者としては間違っていない方向性であると感じますし、必要最低限のサービスを必要最低限で提供してほしいというニーズも間違いなくあると思います。現状、私の勤め先でストレスチェックを実施している数万人の方が所属する企業はそのように考えているということなのだと思っています。

ビジネスなので当然なのかもしれませんが、インターネットで検索して見つかるストレスチェックのサービスと言うものは概ね大企業向けの内容になっている気がします。実施件数の想定を見てもそれを感じますし、数百人レベルでの実施に力を入れているとは思えません。

私もそんなに詳しく知っているわけではありませんが、従業員が4桁を超える企業になってくると専門の医療系スタッフを社内に抱えるケースも増えてくるので、その層のアウトソーシング先として存在している傾向を感じます。

そんなこともあり、私の勤め先で提供しているストレスチェックのサービスは受託が増加傾向にある一方で小規模な事業所からのニーズが多くなってきています。その一歩上具体的な問題を抱えている企業に関しては他の業者への切り替えが進んできています。それは当然のことであると思いますし、私もその流れは推奨しています。

最近ではメンタルヘルス対策に力を入れる企業も増えてきているようですが、その実施方法にはかなり頭を悩ませているようです。企業によって、人によって適切な対応方法が違いますので当然そうなるとは思いますが、それに対する方策として健診機関のストレスチェックなどは飾りにしかならないでしょう。少なくとも私の職場で提供しているサービスはそうです。そこには専門家も存在しておらず、丁寧なサポートなどできるはずもないのです。

今後も増えていくであろう職場のメンタルヘルスの問題に対して、健診機関の出来ることには限界があります。もし対応できるとすれば、それは標準を超えたサービスなのでしょう。最近では提携機関にメンタルヘルス対策専門の施設を持つケースもあるようですが、今のところ大きな活躍は聞かれません。ただ、要望があったら私はそのような専門機関を紹介すると思います。

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