年度末は採用シーズンなり

本当は採用強化よりすべきことがある。

そんなことはみんな分かっていますが、出来ないことは出来ないのです。偉い人もそれはわかっているのかもしれませんが、どうしてよいかわからない状況なのでしょうか。毎年年度末は退職者が出て、同じように就職してくる人も多い時期です。私の職場でも当然のように入れ替わりがあります。

世の中は非正規雇用は待遇が悪いというのが一般常識のようになっていますが、医療の世界では必ずしもそうではないこともあります。正規雇用よりも非常勤の方が良いじゃないということも少なからずあるのです。

例えば給料関係の問題は大きな問題の原因になっています。地域性もあるのでしょうが、私の勤める地域では健康診断や人間ドックの需要というものがかなり季節性を持っています。そのためどうしても必要なスタッフ数をピークに合わせることが出来ず、最も忙しい時期は派遣のような一時雇いのスタッフで埋める必要があります。

そういったスタッフは常勤雇用のスタッフはもちろん、期限の定めのない非常勤雇用のスタッフよりも期間内の雇用条件が良いことも少なくありません。しかしながら長い目で見た場合の職の安定が期間の定めのない雇用のメリットであるはずなのです。

しかしながら最近では豊富な求人がある現実から考えて、派遣でつなぐだけでも十分に生活できるし、その方がいつでも休めて給料も良い、それに職員のような責任もないと考える人が少なからず生じています。

その考え方が賢いかどうかは別として、実際に職場をやめて派遣スタッフとして戻ってくる人が存在するのです。採用者としては現場の経験者だから即戦力と考えて採用(利用)しているつもりなのでしょうが、そうしてで戻りになった人がこの働き方の方がいいよと周囲に勧めていくようなことがあったらどうなるでしょうか。非常に怖い話です。

これは職種や地域によるものでもありますし、いつまでも続くものではないと考える人も少なくありませんが、よくよく考えなければならない問題になってきました。

勿論、派遣の制度のことを悪く言うつもりはありませんし、そういった仕組みと競合する際に負けてしまう給与体系が最も悪い話なのだとは思いますが、それでも待遇改善を考える方向に動かないのが経営者という存在なのかもしれません。

お金だけが全てではありませんが、働く側はまずはそこを見るでしょう。同じ労力でもらえる金額が多いに越したことはありません。今年私の勤め先では内定を出した新卒者に何人も辞退されたと聞いています。そういう時代なのかもしれませんが、社会情勢に合わせた賃金の見直しをしないと若い世代にはそっぽを向かれてしまいそうですね。所属することがステータスになるような職場であればまた話も変わるのでしょうけどね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする