特殊健診は一般の方には難しいです。

特殊健診って聞いたことありますか?

一般の方はまず知らないと思いますし、健診施設で働いている人間でも詳しいことはよくわからないということが珍しくありません。ちゃんと調べればわかりますが、私自身も今現在いくつの種類があるのかを把握していませんし、勤め先も全ての特殊健診の実施が出来るわけではないのです。

さて、そんな特殊健診ですが、以下のような定義で説明されることが多いです。

特殊健康診断とは、労働安全衛生法第66条第2、3項に定められた健康診断で、じん肺法第3条に定められていた健康診断を含めていいます。 労働衛生対策上特に有害であるといわれている業務に従事する労働者等を対象として実施する健康診断です。

定期健康診断とは異なり、全員に受ける義務があるわけではありませんが、健康管理のために企業に義務付けられているという特徴があります。

最も多く実施されていると感じるのは有機溶剤の健診です。様々な業種で活用しているものであり、トルエンやキシレンなどはメジャーな有機溶剤です。これらを業務上取り扱う場合には、半年に一回程度のペースで特殊健診と呼ばれる検査を受けなければなりません。

たまにこの特殊健診を受けないとどうなりますか?という問いを受けることがあるのですが、法令違反ですよ・・という説明に加えて次のような説明を加えることにしています。

特殊健診は法律によって義務付けられている健康診断であり、通常の生活の中では取り扱うことの無い物質を扱う業務に従事する従業員に対して実施する義務があるものです。

もしも特殊健診を実施せずに問題が発生した場合、本人や家族に訴えられた場合には勝ち目がないと思います。それは法令を知っていたかどうかに関係なく生じる責任です。特殊健診を行っておくことで会社の義務を果たし、適切な対応をするための情報を得ることが出来ますので実施しておいた方が絶対に良いです。

こんな感じの説明をしておくと、安心のために特殊健診を実施しておこうという気持ちになってもらいやすい気がします。確かに特殊な薬剤を使用して健康被害が出た場合、会社として適切に管理していたということを証明する手段は健康診断の実施実績くらいしかないのです。

逆に実施していないことは健康管理のための責任を果たしていないという証拠になりうるものなのです。そのため、多少のコストを支払ってでも特殊健診を辞ししておいた方が安全を確保できると考えておくとよいのです。

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