医療関係者の副業の実情

最近は副業がよく語られるようになりましたが・・

世間一般ではどうなんでしょうね。私は本業以外の収入を持っているという知人もいますが、その割合はおよそ大体3分の1程度です。残りの3分の2は本業の収入しかないというのが一般的です。その背景にあるのが就業規則における副業の禁止なのだとか。

一方医療の世界ではどうかというと、医師が一か所でしか働いていないというのはあまり聞いたことがありません。常勤で働いている専門医であっても、週に1~2日程度はローテーションから外れて違うところで働いたりするのは一般的です。本業では得られない経験をするなど、よくできている仕組みが当たり前になっているようです。

一方でコメディカルの中でも副業をしているケースが多少見えています。私の職場でも非常勤として他所の病院の人が”個人的に”助けに来てくれているケースはありますし、きっと逆もあるのでしょう。そういった人の中には他で正規雇用されている人もいるのかもしれません。

このように働く背景にあるのはやはりお金ではないでしょうか。医療の世界では基本的に入ってくるお金というものはそれほど大きく変化するものではないでしょう。そのため人件費率が高いというのが特徴になっており、いかに短時間勤務で仕事を消化するかが重要となっています。

これは多分どこでも一緒でしょう。そのため頑張れば給料が上がるという仕組みそのものがないと言っても過言ではありません。職場の要請に対応すれば仕事は増えるのに給料は減るというのが一般的です。そのうえで副業を禁止にするというのはいささか理不尽と考える人も多いのではないでしょうか。

実際実力のある医療従事者であれば、どこでも即戦力になれる人材になれます。そんな人は紹介会社に登録して1年ごとに職場を変えればかなり稼げるのかもしれません。実際に正規雇用で職員として働くよりも非常勤を掛け持ちした方が収入が上がったという声もあるほどです。なかなかに歪みの激しい業界になってきているのかもしれません。

実際私も複数の収入源がありますが、本業の職場で頑張るよりも他所に力を注いだ方が自分のためになったりするのです。本業で10頑張っても1も増えない状況下で、他所で10の努力をすることで4の収入増になるなんてことは珍しくないのです。

自分の職場に腰を落ち着けて頑張るよりも、広くあちこちで活動をしたほうが良いというこのバランスは医療の土台を揺るがしてしまう大きな問題につながりはしないかと少し不安になりますね。

医療従事者は医師と(夜勤をする)看護師を除けば結構低賃金なので、頭を使って生き残るしかないのですよ。そこに職場愛は生まれないかもしれませんけどね。

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