いろんな病気から逃れられない現実

人は誰でも病気になります。

それは10年以上健診機関に勤めていてよく感じてきたことです。健康を商売にしているんだからさぞや健康的な状態のスタッフが働いているんだろうと感じている人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。予防できる病気はありますが、そうではない病気もありますので知識だけではどうにもならないのです。

私の勤め先は小さくはないけれど、それほど大きくもない健診機関に分類されるような医療機関です。そんな狭い世界でも同僚の中に多くの病気が見つかった様子を見てきました。誰でも病気になりますし、本当に理不尽なものです。

例えば白血病になった後輩がいました。仕事中に体調不良を訴えて検査をしたらちょっと普通じゃない結果になって驚いたということがありました。そのまま病院に直行してもらい、そのまま入院になりました。そしてその後帰ってくることはありませんでした。

誤解があるといけないのですが、入院をしてそのまま治療に入って退職となってしまったということです。ある日突然発症する病気になるということが現実にあり、理不尽なものなのです。なお、その後輩は10年以上が経過してようやく復帰となりました。思い描いていた人生とは違うものになってしまったかもしれませんが、明るい感じで安心したものです。

他にも腎機能の低下から透析になってしまった先輩の姿も見てきました。人間ドックで腎機能の低下が指摘され、食事に気を付けるなど注意をしてきたのですが、結局のところ改善することなく悪化してしまい仕事中に倒れてしまいました。その後透析が始まり、一日おきに透析の生活です。

気を付けていても、わかっていてもどうしようもないということは現実にあり得ます。注意が必要な状況になったとしても医学的に有効な手立てがないことだってあるのです。そんなことはきっと世の中にはいくらでもあるのでしょう。

健康診断や人間ドックではそんな病気の兆候をいち早く知らせることしかできないケースもあり、異常を知っても有効な手立てがないこともあります。こんなことなら検査しなければよかったと思う人もいるかもしれません。

そんな側面も持っているということは、これから検査を受ける人にも知っておいてもらいたいです。ただ、そういった方々が検査をしてよかったと思っているかどうかは人それぞれです。私も実はそのような状態を抱えているのですが、結論を出せるのはずいぶん先になりそうですね。

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