人間ドックの結果説明のあるべき姿とは ~ 一人10分行う場合 ~

結果説明に関しては議論が尽きません。

他の医療機関がどのような対応なのかわかりませんが、私の勤め先では一人の医師が半日に対して50名の受診者を受け持つというバランスで対応しています。この中には主に診察が含まれますが、結果説明としての時間を確保しているわけではありません。

半日を4時間として考えた場合、240分の時間が医師にはあるわけですが、この時間を診察に均等に割り当てたとして5分もないわけです。実際には人間ドックの各種検査を受け終わってから最後に診察を行うことになりますので2~3分しかないのが現実でしょう。

そこで10分の結果説明を行うというのは現実的に不可能なわけです。そこで多くの医療機関は結果説明を以下のような行い方をしています。

①後日、希望者に対して予約制で実施している。

②後日、対象者に連絡の上、予約制で実施している。

③当日、希望者に対して先着順で実施している(但し、保健師など医師以外)

④当日、対象者に対して先着順で実施している(但し、保健師など医師以外)

③と④は当日に結果が出そろうことが条件となりますので、かなり豊富に医師がそろっている環境か、あるいは一部の情報だけで判断することになるでしょう。当日の対応を医師が行うのであればかなり高級な人間ドックと推察されます。普通は対応不可能です。

ちなみに私の勤め先では①を採用しています。当日血液検査の結果だけは速やかに提示することが出来るのですが、画像診断関係は専門医のダブルチェックを行うため当日の説明は困難となっています。そのため全ての結果がそろってから予約制で時間をとってもらっています。

この費用に関しては無料¥0となっていますが、事実上受診者全体の負担であり、結果説明の希望者の負担をその他大勢の受診者で賄っていることになります。医師の人件費は出ますので、当然価格に転嫁されるのは当然です。

ちなみに私の勤め先での結果説明実施率は3%程度(希望制で15分実施)ですから、もし全員に結果説明を実施したとしたら医師の人件費をその分だけ確保しなければならなくなるでしょう。

非常に概算ではありますが、10分の結果説明を全員に実施したとしたら、少なくともすべてのコースに2000円程度増額しなくてはなりません。思ったよりも高額な負担をお願いしなくては成り立たなくなってしまうのが現実のようです。

当日階層化を行って保健指導を行うケースを除き、基本的には当日対応をしないというのはコスト面の影響が大きいと考えるべきでしょう。保健指導のように別途料金がなければ成り立たない仕組みであるということですね。

人間ドックを利用する側としてはどのような形が理想なのでしょうね。

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