昨日のお客さんは明日の仲間かも

以前健康診断を受けてとてもよかったので

こんな言葉が私の勤める医療機関に就職希望で応募してくる方の口から聞かれることが少なくありません。健康診断の業界と言うのは医療の中でも少し特殊な分野であり、医療の専門家にとってはそれほど魅力的に見える分野ではないのかもしれませんが、最近になってこう言った方が増えてきているのは喜ばしい限りです。

実は私も職場として医療機関を考えていたものの、人間ドックや健診分野は専門外であり、自分が働くことを考えていたわけではありません。医療機関志望の人が一般的に希望する臨床の現場を考えていました。しかしそんな時に健康診断の世界の扉が開いていたのを見て興味をひかれたんですよね。素人ながらに将来性を考えても健康保険の仕組みに縛られない人間ドックや健康診断の分野は将来性があるのではないかと考えたのです。

しかしながら、人間ドックや健康診断の分野では医療機関の中でも特に賃金が安い傾向があります。リスクの高い治療もなく、夜勤の必要もないという特徴がありますので当然と言えば当然なのかもしれませんが、その分だけ働きやすいという魅力があるのかもしれません。

ただし現実はそんなに良い事ばかりでもありません。健康診断や人間ドックを行っている医療機関の中には民間の医療機関が多くありますし、株式会社が母体になっているケースも少なくないというのが特徴です。医療機関と言えば医師が中心の世界であるというイメージを持っている人が大多数かと思いますが、経営者が他にいて理事長としての医師を雇っているケースも結構あります。

その様な健診施設と言われる医療機関ではこれまでにないサービス展開が行われるなど、かなり独創的なサービスが行われているという傾向もあり、医療の世界の中でもかなり特徴のある分野であると言えます。私の職場も創始者は医師ではないというのが特徴になっていて、最初は随分と驚きました。

少し前までは健康診断や人間ドックの分野は中々人が集まらずに苦労をする局面もあったのですが、社会的な認知も随分と進んできて人気のある職場になってきたように思います。医療の世界の中ではやや特殊な立ち位置になるのですが、今は健康であるという人を基本的なターゲットとして、病気にならないようにサポートする予防医学の考え方の魅力に多くの人が気が付いてくれているようでうれしい思いがします。

欲を言えばもう少し収入があってもいいんですけどねぇ・・いや、ほんとに。

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