健康診断への姿勢から見る良い会社の特徴

職場の健康診断は法律で実施しなければならないと決まっています。

この様なことは多くの人が知っていることですが、その実施内容については会社によって結構違います。そのために一般的な会社の健康診断と言う言葉を聞くと、ちょっとだけ判断に迷ってしまいます。実際問題として、会社ごとに定期健康診断で行っている内容は千差万別なのです。

私の所属している医療機関で提供している健康診断では、法的に義務付けられている項目に加えて会社の担当者さんが希望する様々な検査を組みわせて契約をしていますので、自社の従業員向けのオリジナルコースを作ることが出来ます。自分の会社の従業員の健康のために出来ることをしようと言う会社のニーズに可能な限り寄り添うようにしています。その意味では充実している健康診断を実施しているのであれば、従業員を大切にしている良い会社であると考えても良いのかもしれません。

ちなみに極端な会社では、法律の最低限度に削っているというケースもあります。例えば34歳以下の若い世代の場合には、医師が妥当と判断すれば血液検査や心電図、胸部X線検査を省略することも認められています。この様な基本的な検査項目も省略して少しでも健康診断の費用を安くしようとするケースもあります。

この様な傾向は比較的従業員の多い中堅規模以上の企業の特徴になっています。大勢の従業員に提供する健康診断を少しでも安くすることが企業の利益につながると言う判断になる場合には、この様な選択をすることもあるでしょう。別途人間ドックの機会を提供している場合などには定期健康診断の検査項目を抑制することも良くあることです。その意味では大手企業の場合にはあっさりとした内容になることが多いのです。

若い世代であればまだそれなりの内容でもよいかもしれませんが、色々と不調の出始める30代以降はやはりしっかりとした内容の健康診断を受けるようにしたいものです。職場の健康診断が充実する方向に進むのであれば良いですが、そうではない場合においてはより積極的に自分で検査を受ける環境を作るようにした方が良いかもしれません。

一般的な傾向として通常の定期健康診断では早期発見可能な病気の数が非常に少なく、判断のために必要な情報に乏しいという傾向があります。せっかく検査を受けるのであれば、出来る限りしっかりと検査をしてもらえると良いのにと思います。なお、中小企業の場合には従業員数が少ないということもあって、比較的充実した内容の健康診断を実施しているケースが少なくありません。一人一人を大切にするという意味では中小企業も負けていませんよ。

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