不要不急の医療もある

予防医学も今は控えるべきかな

そんな風に思います。

2月、3月の段階で4月にこのようになるということは正直に言って予想できていませんでした。現在私の勤務先は8割程度業務を休止している状況です。勿論医療機関の中でも健診・人間ドック分野だけです。

特に不特定多数の人が集まる施設内健診・人間ドックは早々にお休みに入るという結論を下しました。これは医師の判断でしたが、経営者の意見を抑えたのか説得したのかはわかりませんが前代未聞の対応です。

どんなに医療機関側が気を付けていても咳き込みながら人間ドックを受けに来るということもあります。今日しかないんだと言って聞かない人もいます。医療機関としてはそのような人にマスクを渡しますが、そこから先はマナーです。

施設は空調完備ではありますが構造上どうしても風通しを良くすることが出来ません。どうしたって3密を防げないのです。そんなわけで問題が生じる前の段階で店じまいの指示が下りました。勿論手の空いたスタッフのうち実働部隊は一般診療の戦力にするということでもありますけどね。

それでも多くの機材とその他のスタッフは手が空きます。こんな状況でも各種リース代は待ってくれません。営利企業が仕事をし続けないと死ぬというのはこのような固定費の影響も大きいのでしょう。

現在の状況としては施設に来てもらって丁寧に検査を行うタイプの健康診断・人間ドックは完全に休止しており、再開は未定です。この分野は平均顧客単価が数万円になりますのでかなりの痛手と言わざるを得ません。経営的には大ダメージです。

一方バスで相手方に出向くタイプの出張健診はわずかに動いています。こんな時期に難で健診をと思うかもしれませんが、企業の考え方はそれぞれです。会社の健診なら基本的に普段から一緒にいる人同士の話だからと、今のうちに行うという考え方もあるようです。医療機関側は大丈夫、感染源にはならないという信頼?そんな強烈な無言の圧力を感じます。

健診業界も医療ではありますが、今急いで行わなければならないものではありません。むしろ感染拡大に関与してしまうリスクもあります。そんなわけで医療の中でも自粛する分野となっています。不要不急の医療というものでしょうね。

早く安心して生活が出来る社会に戻ることを祈っていますが、もうかつてのように戻ることはないのかもしれないなと少しだけ感じています。

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