健診機関の3月末の状況 2020年

例年にない状況に戸惑っています。

とは言え、他の業界に比べればのんびりしている状況かもしれません。しかしながら先を見通すことのできる人はそれなりに危機感も感じているようでざわざわしています。この傾向はおそらく全ての健診機関ではないでしょう。主に健診バスを持っており、企業健診を行っている健診機関、健診部門につい良い傾向を感じます。

原因となっているのは言うまでもなく新型コロナウイルスへの不安に起因するものです。春の健診というのは例年混みあうものであり、避けたいという気持ちもあるのでしょうね。実際に院内で行う人間ドックなどはキャンセルが結構あり、快適な状況にあります。

おかしな話かもしれませんが、かなり空いた状況になって「これが適正、よかった」と思っている受付スタッフや検査職員はいると思います。そのあたりのスタッフにとっては元々安い賃金ですので込み合っている状況でも閑散としている状況でもほとんど給料は変わりません。丁寧に良い仕事が出来る今のほうが正常と思っている人もいるでしょうね。

一方焦りが見え始めているのは出張健診、いわゆる健診バスを配車して外部で行う健康診断を行う部署に関する人たちには焦りが見えています。元々この業界というものは限られた需要しかありません。その需要を限られた医療機関で取り合いをしているというのが本質です。そのため法律によって守られている仕事を年間を通じて適正に割り振ってある種安定したバランスを保っています。

従ってこれから始まる春の繁忙期にコロナウイルス関連の延期が重なればどうしようもない混乱に巻き込まれることになるでしょう。健診は限られたパイを取り合う仕事なので、設備に余剰はほぼありません。そのためスケジュールが崩れるともう取り返しがつかないものが結構あります。

春の健診シーズンのスタートは大体学校の健診から始まります。これは法的に6月までに終わらせる必要があるからというのもあるのですが、それに合わせて健診機関のリソースを提供できるように最初から調整しているわけです。私の職場でももう7月くらいまでは大きなスケジュールが決まっています。これはかなり早期に決定して動かせない不動のスケジュールとして君臨しているわけです。そんな学校健診も、コロナ対応のために予定の延期(スケジュール未定)が始まりだしました。仕方のないこととは言え、かなりの大問題です。

まぁ、健診機関の問題などはほかの企業のスケジュール調整に比べれば些細なものかもしれませんケドね。

そんなわけで健診機関でもコロナの影響による混乱や業績のダウンは回避できない見通しとなりました。空いた穴を埋めることはもはや不可能ですので、年度での売り上げへの影響はもはや不可避・・。

少なくともコロナ収束までの大人数を一か所に集める方式での学校健診や住民健診は延期になるんだろうなぁと思う今日この頃です。これはもう、仕方のないことだと思って次を考えないといけませんね。

企業健診の場合には実施義務がありますので仕事がなくなることはないですが、受診者数の減が想定されますので上(健診機関上司または医師)からは値上げ交渉の指示があり、現場(主に客先)からは値下げ交渉を求められることになるでしょうね。

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