新型コロナウイルスと遠隔診療

普及が加速するかなと思った今日この頃

私がこの仕組みに興味を持ったのは2014年の初春ですから、もう6年が経過していることになります。当時はオンラインで医療というのはまだまだハードルが高いと思っていましたから普及には時間がかかると思っていましたが、6年経ってこれほど状況が変化しないとは思っていませんでした。

当時医師派遣でお世話になっていたMRTという会社が提案している遠隔診療のシステムが面白いなと思って投資対象にしていた頃が懐かしいです。日本初のサービスとしてとっくにサービスはスタートしているのに、いまだにパッとしないのは残念です。よくよく考えてみると、近くにたくさん病院があるんですからわざわざスマホで診察にしなくても‥ということなのかもしれませんね。私自身も一回も使ったことはありません。

普及しなかった背景には、やはり医療従事者側の懸念もあるのでしょうね。遠隔で対応するくらいなら直接来てほしいと思うのが普通の医者なのかもしれません。画面越しに確認では責任を持てないという気持ちはわからないでもありません。そう言えば職場の管理栄養士さんも一度も直接会わないで遠隔指導をするのは嫌だと言いますし、心理士さんも直接面談して‥という流れを大切にしています。保健師さんは割と柔軟かなと思いましたが、そうでもなかったです。つまり、これまでのあたりまえを変える必要性が無かったんだろうなと思います。

そんな中で生じた今回のコロナウイルスの問題ですが、こういう時が遠隔診療の活躍の場ではないのかと強く感じました。症状のある人が不用意に病院に来ると困るという問題は感染症には珍しいことではないのかもしれませんが、今回はちょっと顕著かもしれません。こんな時に自宅から出ずに医師に相談することが出来、様子も動画を通して診てもらえるという遠隔診療の仕組みは役立つはずだと思いました。こんな言い方をしては良くないですが、相当重症化しないと医療の側で出来ることは殆ど無いようですから・・・。

実はこの遠隔診療はすでに1年以上前に事実上の解禁がなされています。それでもあまり普及していかないのは必要性に迫られていないからなのでしょうね。しかし今回のコロナウイルスで大きく状況が変わったように思います。医師は勿論、医療従事者による院内感染が簡単に発生してしまう状況に対して、多くの人の感染を防ぐために役立つ可能性を感じます。

私が思うようなことはすでに多くの人が気付いているようで、インターネット上では割と聞く話なのですが、テレビではこの遠隔診療の活用に触れるケースはないようです。何でなんだろうと思いつつ、今日も状況を見守っています。

政治の都合?いや・・安倍政権は遠隔診療を推奨していた気がします。実際解禁されていますし・・診療報酬上のメリットは少ないけれど。

医師の都合?いや・・直接の診療にこだわっていたら対応できなくなる事態がすでに近くまで来ているのに気が付いていないということはないでしょう。

遠隔診療に致命的な欠点?・・コロナウイルスの感染が疑われても検査が出来ないですね・・。とは言え、今は感染していてもいなくても対応自体は変わりませんけどね。遠隔診療にメリットがあるとすれば、自宅を出ずに医師に直接相談が出来る仕組みでしょう。感染者が出た地域では24時間体制で保健所等の行政の対応が行われているようですが、電話もパンクするでしょう。上手に遠隔診療が使えれば遠隔地のリソースも使えるように思うのは・・・私がこの問題の素人だからかもしれませんね。

いずれにせよ、少しでも早い段階の解決を願うとともに、現在進行形で立ち向かっている医療従事者、行政の方々に敬意を表します。

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