健診機関の将来性について

医療に対する姿勢で決まるかな

こんなことを話し合う機会が増えてきています。

医療と言えばとても安定した業界のように思われていますが、実際のところ変化は結構あります。日本は幸いにも選択肢が多い環境にありますから、良いサービスを提供し続けなければいつ見放されるかわかりません。サービス業全てがそうですが、医療も代わりの利かないハイエンドな治療施設以外は選ばれる存在です。

特に私たちのような予防医学の分野は常に選ばれる立場に立つ傾向がありますので危機感は持っています。

極端な話、医師の腕で全てが決まる最終的な治療施設がその立場を失うことはないだろうなと思います。どんなに立派な技術を持っているとしても、何かがあれば大きな病院へ・・という流れは変わらないでしょうから、大病院はよほどのことがあっても安泰でしょう。代わりがないんですから。

そんなわけで健診機関としても何かあったら大病院へ紹介というスタイルを貫いているといずれ付けを払う日が来るかもしれません。技術的な進歩はどんどん発展しており、現在のような検査をしなくても自分で行う採血だけで多くの病気がわかる日が来るかもしれません。そうしたら1次検査しか対応できない健診機関の命日はすぐに来ます。

法律に守られているから大丈夫という人もいますが、今はそうかもしれませんが、すでに時代遅れの感がある定期健康診断がいつ変わるかわかりません。法改正が行われて3年後からは定期健康診断を努力義務にするとかの変更があれば健診機関はイチコロかもしれません。

実は病院とは異なり、健診機関は医師以外がオーナーということが結構あります。医師を雇って責任者に据え、医師以外が経営者としてサービスを提供しているというケースが結構あるのです。二次検査や治療に力を入れていない健診機関の場合にはその確率は高まるでしょう。今後は二次対応や治療が出来ないと淘汰されるかもしれませんね。

改めて調べてみるとよくわかるのですが、健診機関と呼ばれる医療機関はここ10年でかなり増えました。一般企業の資本で新しい施設がどんどんできています。ホテルを改装して人間ドック施設にするなどの発想は柔軟な経営者の知恵の賜物かもしれません。ただ、そんな時代もあとどれだけ続くだろうかと思ったりするわけです。

一般企業もそうですが、健診機関も独自性のある対応が出来なければ生き残ってはいけないでしょうね。どこでも同じことが出来るからこそ、しっかりと面倒を見る仕組みの構築が特に大事になると思います。経営者の腕の見せ所なんでしょうね。

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