ストレスチェックはどう実施するのが良いのか 2019年の視点から

2015年末から始まったストレスチェックも早いもので4年目を終えようとしています。ストレスチェックは健診機関の専売サービスでも何でもないのですが、実際のところ健康診断と同時実施をするケースが少なくありませんので内部の人間は健康診断のオプションサービスの一種として考える傾向があります。

実際にそれだけでも結構な売り上げを確保することが出来ていますし、私の職場でもストレスチェックの実施だけで数千万円の売り上げになっています。法的に「実施しなくてはいけない」となっていることがこれほどまでに恩恵になっているのだと感じさせてくれるとともに、様々な問題も感じさせられます。

最近の傾向も交えて、ケースごとにお勧めのストレスチェックの在り方をまとめてみたいと思います。

  1. とにかく楽に実施したい担当者さんへ
  2. とにかく安く実施したい担当者さんへ
  3. やるからにはしっかりと対応したい担当者さんへ
1.とにかく楽に実施したい会社の担当者さんへのおすすめ

これは何と言っても健診機関だと思います。

勿論健診機関にも様々なスタイルがありますのでどこでも同じであるとは言えませんが、同じく絶対に実施しなくてはならない健康診断と一緒に対応することが出来るので楽と感じる方が多いようです。

健康診断の手続きを行う際に「一緒にストレスチェックもお願いね~」と付け加えるだけで準備完了になるのですから、手間が省けるわけです。

地域性もあるかもしれませんが、相場は¥500~1000というところです。これを安いと感じるかどうかは人それぞれでしょうが、個人的に楽だと思います。

なお、注意したい点は以下の通りです。

*健診機関には専門家がいないことも多く、その後の対応が弱い。

*専門家がいる場合でも、その後の対応は別料金かつ高額である場合が多い。

*細かな注文には対応できないか、別料金になることが多い。

細かな要望がある場合にはあまり適切ではないかもしれませんね。

2.とにかく安く実施したい会社の担当者さんへのおすすめ

専門機関、あるいは健診機関かなと思います。

専門機関というのはストレスチェックの実施に特化した業者さんの利用を想定しています。単価¥380~の水準でサービスが提供されています。

はっきり言って激安であり、この価格に対抗するのは不毛な争いです。私はこの存在を直接確認しておりますが、顧客先からこのサービスの存在を理由に価格交渉をされたら断るようにしています。

さすがに安すぎですし、柔軟な対応が出来るレベルではありません。あくまでも実施するだけという対応を考える会社か、あるいは実施以外のことを社内で対応できる専門家、専門部署を抱える中堅以上の企業向けのサービスであると言えるでしょう。

そんなわけでちょっと初心者にはお勧めできません。健診機関でもやりっぱなし系の対応をするところがありますが、そういったところを利用した場合、その後の対応が必要になると苦労する場合もあるようです。そればっかりは仕方ないですよね。

実際のところ、こういった業者やサービス内容を求めるケースは少なくありません。私の職場でのケースにおいても実施出来ればそれでいい、それ以上はいらないとはっきり言い放つケースもあります。法的にはそれでも良い(・・とはっきりは言えませんが)ということになっているわけです。

あくまでも自己責任で・・・。

3.やるからにはしっかりと対応したい担当者さんへおすすめ

このケースにおいては専門機関の利用を強く推奨します。健診機関レベルでは難しいというのが現実だと思いますよ。

もしも本気で対応したいのであれば、ストレスチェック実施のその後の対応を想定しておく必要がありますが、そのためには産業医やそこにつなげるまでの産業保健スタッフの存在も必要になるでしょう。その様なスタッフがいる場合、必要な情報整理を可能とする専門的な知識と技量を持った業者の利用がお勧めだと思います。健診機関でも対応できる場合がありますが、レアケースでしょう。

そのような専門スタッフがいない場合でも、社内の事情によって高度な対応が必要になるケースもあるでしょう。その場合にこそ高度なサービスを提供している専門の業者が求められます。すでに契約済みの産業医がメンタルヘルスの対応に不得手であったとしても、そこを補完する医師を準備してくれます。

目的に応じて対応をカスタマイズできるのも専門業者の魅力でしょう。

但し、その料金は車が買えるほど高額になることも珍しくないですけどね。車と言っても高級車レベルの可能性だってあります。要するにバランスが大事ということですね。

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