健診機関でのお仕事のメリットとデメリットを整理してみた

  1. 給料面について
  2. 仕事の負担について
  3. 仕事のリスクについて
  4. 就職のハードルについて
  5. 今後の展望について

医療分野でも近年世超傾向にあると言われているのが予防医学の分野、特に人間ドックに関連する事業です。この10年で非常に大きな成長を見せており、魅力的な業界に映ります。

それについて様々な見方はあると思いますが、実際に働いている私の視点から整理してみたいと思います。

1.給料面について

医療領域について、他分野で働いている人にはいくらかの誤解があるように思います。

「医療系って儲かるんでしょ?」

こんな印象があるとしたら、正確な情報とは言えません。勿論、儲かっていると思われる職種もありますが、それはおそらく医師だけだと思います。

医師に関しては健診機関の仕事は「良いアルバイト」という位置づけになっているところがあるようで、実際にそんな言葉を聞きますね。時給1万円くらいはどこでも支払われるようです。

いやいや、看護師も儲かるでしょ、という方もいますが、健診機関には夜勤がありませんから実際のところ大したことはありません。夜勤のある環境から転職してくると給料の安さに驚く様です。

それでも働く方がいるのは夜勤が無い仕事だからという事情があるようですね。

それ以外のコメディカル、事務に関しては医療機関にもよりますが、正規雇用で税込み年収が300~500万円と言ったところでしょう。中堅の一般企業に比べて優れている面は安定した需要がある仕事という点くらいでしょうか。

<メリット>

安定した需要のある仕事に対して、それなりの報酬を受け取ることが出来ます。

<デメリット>

医療領域の中では安めの設定になっています。夜勤もないので、人によっては激減します。

 

2.仕事の負担について

これは一般の病院からの転職者の声が非常に印象的です。健診機関の仕事の方が仕事の負担は少ないという声が多いですね。特に末端の仕事になるとそう感じやすいようです。

健診機関でも管理職になって行くと仕事量も急増しますので決して楽ではありません。その辺りの違いは考慮すべきですが、就職してしばらくは楽であると感じるようです。

勿論職種によって結構な違いがありますが、コメディカルよりも事務方の方が負担感は高く感じるようですね。

事務方の場合には病院ではなく民間企業からの転職も多いのですが、短期でやめてしまう方が少なくありません。どうやら思っていたのと違うというのが大きな要因のようですが、思っていたよりも忙しいそうです。

私は民間企業の事務職というのがどのような環境かわかりませんので何とも言えませんが、学ばなければならないことが多いので負担がかかるのかもしれませんね。まぁ、どのような仕事でもそこは同じだと思いますが・・。

結論から言えば、人によって感じ方は違う、ですね。ただ、医療系からの転職の場合には負担感の軽減があるようですよ。

<メリット>

入院が無いので休みがしっかりとあります。オンオフの気切りをしっかり出来るのは魅力です。

<デメリット>

前職との比較なので人によって感じ方は違うでしょう。場合によっては新しく得るものも少ないかもしれません。

 

3.仕事のリスクについて

医療系の世界で働くにあたってリスクを考える人は少なくないでしょう。ミスに関する問題や感染の問題なども考えると重要なテーマです。健診業界にもこのようなリスクはあるのですが、一般の医療の現場に比べると格段に低いと見積もられている傾向があります。

そのため、医療の仕事の中でも安全性に重きを置く人にとっては選びやすい業界かもしれません。入院もありませんしね。

基本的に完全予約制のところが多いので、しっかりと準備をして対応することが出来るというのも大きな違いになっているようです。

<メリット>

仕事における感染リスク、訴訟リスクなどはかなり低くなるのではないかと思います。そう感じる方は多いです。

<デメリット>

収入が低め、スキルが身に付きにくいなどの点があるかもしれません。

 

4.就職のハードルについて

これは健診機関によっても違うでしょうね。

医療技術者に関しては常時募集をしているところも多く、就職のハードルは低いと思います。但し、規模によっては教育が出来ない環境も多い様で、即戦力を求めている場合も多いです。

大きな病院であれば免許を持っていれば内部で教育するというケースもありますが、健診機関ではあまり聞きません。何かできる人を求めているんだろうなと思います。

事務方についてはどこもそうかもしれませんが、競争率が高いですね。待遇が悪くても病院の事務をしたいという方は多いようです。

<メリット>

比較的ハードルは低いです。応募しやすい環境にはなっているでしょう。

<デメリット>

職種によっては競争率が高く、個人的にはあまりお勧めできない・・。

 

5.今後の展望について

私はこの世界に入って15年程度ですが、その間にも健康診断、人間ドックの世界に大きな変化がりました。これからも大きく変わっていくのだろうなと思います。特に医療分野以外が資本を提供するタイプの新しい医療ビジネスが大きく動くようになってきており、その流れに乗れるかどうかが重要になってくると思います。

病院が経営する健診センターというのは残るでしょうが、そうではない新しいタイプのサービスが登場してくるような気がしてなりません。医師が医師のいないところでの医療サービスを許すとは思えませんから見た目には医師の世界の拡大に見えると思いますが、実際には医療の世界以外との融合が今後どんどん広がっていくような気がします。

いずれにしても予防医学の分野はそれを必要としている人に必要なサービスを提供することが出来る仕事です。胸を張って働けるということを重要視する方には向いていると思いますよ。

 

 

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