健康診断とメンタルヘルス対策

ストレスチェックは受けましたか?

2015年末から始まった新しい制度であるストレスチェック、もう受けられましたか?すでに3年目に突入したこの仕組みは、ある程度の規模の会社に勤めるサラリーマンなら受けたことがある人も多いと思います。

実はこのストレスチェックで標準的に採用されているアンケート内容は、もともと日本で開発されたもので、2000年頃から実際に使われてきました。そして人間ドックなどにもおまけのような位置づけで組み込まれている医療機関もあったほどです。しかしながらそれほど役立つものであったとは言えないというのが実情です。

メンタルヘルス対策の必要性は早くから叫ばれてきましたが、それをどのように実施するのかについては多くの企業が苦慮していました。大企業であれば専属の産業医や産業保健スタッフが先頭に立って対策を模索することもありましたが、極めて特別な事例であると言えます。多くの企業にとっては手の出せないテーマでした。

その様なメンタルヘルスの対策の糸口を法律によって義務付けたのがストレスチェック制度です。初年度は「まずはやってみる」、そして次の年に「試してみる」そしてこれからの3年目には様々な活動が広がっていくことが期待されています。

メンタルヘルスの問題は客観的に観測することの出来る指標が乏しいというのが大金弱点になっています。健康診断や人間ドックにおける各種の検査項目とは本質的に違うのです。この様なものを法的に義務付けるという形で健康管理の仕組みに盛り込んだのは大きなチャレンジであったと言えるでしょう。

私はこれが大いに役に立ったという話はまだ聞いたことがありませんが、より良い職場づくりのためには有益な情報を提供してくれるものであると言えるでしょう。今後様々な活用の道が開けて行くことで役立つものになっていくと考えられています。

しかしながらサービスを提供している側の実感としては、上手に活用するのは難しいかなと思っています。特に個人で結果を見て何かの改善につなげるというのは社会的な風土から見てまだまだ先ではないかと思います。現状活用が出来ているとすればある程度の規模の起業か、あるいは会社のトップや担当者の気持ちが非常に前向きである場合に限定されると考えられます。

ストレスチェックはそれ自体の結果を見るだけではあまり役に立つものではなく、その結果を見て行動を起こして初めて意味を持つものだと思っています。国の方針については今一つわからないところもありますが、社会全体の関心の底上げを狙っているのかもしれないなと最近では感じています。

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