とあるクレームと検査の限界

病院で精密検査をしたという方からクレームがありました。

実はこういうケースはたまにあります。健康診断や人間ドックでは厳しめの基準で結果を提示しますので、調べてみたら問題なかったということがあります。一番わかりやすいのは以下の事例でしょうか。

①便潜血検査で陽性だった。

②大腸の精密検査を勧められ、実施した。

③大腸に所見はなく、切れ痔が発見された。

人間ドックレベルでもスクリーニング検査はたくさんあります。精密検査をしないとわからないことも多いのです。胃のX線検査と胃内視鏡(胃カメラ)も似たようなものかもしれません。

大きな病気じゃなくてよかったね、で済めば良いのですが、そう感じてもらえない方も少なくありません。例示した大腸の検査も、無駄ではありません。一度大腸カメラをしておけばリスクがある程度見えてきますし、検査をした病院で今後相談が可能になります。二次検査として検査するなら健康保険も使えますのでかなり安くなるでしょう。メリットはちゃんとあるのです。

今回もそんな話かなと思っていたのですが、実際に話を聞くとその方は人間ドックで脂肪肝の疑いという判定を受けていたにもかかわらず、造影CTで確認したら脂肪肝ではないと言われたそうです。がんの精密検査でたまたま撮影されたようなのですが、そういうこともあるんだなと勉強させてもらいました。

何でこれがクレームになるかというと、腹部超音波検査の所見と一致しないからだったのです。そんなこともあるだろうと私は思ったのですが、その方には納得が出来なかったようで、貴重なご意見を頂きました。

私には超音波検査の画像は全く理解できないのですが、そこにもある種の限界があるということなのでしょうね。ただ、どちらも直接観察は出来ないはずですのでどちらがより正確なのでしょうかね。

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