人間ドックって健康診断とどう違うんですか?
私が今の職場に入った時、先輩にこんなことを聞いた記憶があります。
特に深い意味があって聞いたわけではありません。ただ単にわからなかったので聞いただけなのですが、先輩は質問に困っていました。実は人間ドックという言葉は有名ですが、人間ドックとは、という明確な基準があるというわけではないのです。
もし今の私が後輩からこんな質問をされたらどう答えるでしょうか。「胃の検査がある内容が充実したコース」のことだよ、なんて答えるかもしれません。勿論、こんな定義があるわけではありませんよ。
実際のところ健康診断と人間ドックの境界は曖昧です。私の勤め先でも明確な基準はありません。敢えて分類するのであれば、大体以下の様な感じです。
①単項目検査
お好きな検査だけ実施
②健康診断
会社で必要となる定期健康診断(年齢によって異なる)
③生活習慣病予防検診
健康診断の胃の検査を追加、血液検査も充実
④人間ドック
生活習慣病予防検診にお腹の超音波検査を追加、血液検査はさらに充実
⑤高級な人間ドック
さらに充実する中身、脳ドックや肺ドックも
あくまでも私の持っているイメージです。医療機関によっては明確に別物として扱っていることがありますが、こんな感じの分類が多いのではないでしょうか。ある意味では検査内容が充実した健康診断とも言えるでしょう。健康診断と人間ドックは内容の充実度に違いがあるというイメージでもよいかもしれません。
私としてはこの③以上の内容を毎年同じ時期に継続的に受けるのがお勧めです。一回だけ充実した内容を受けるのも無意味ではありませんが、継続的に検査を行うことによって得られる情報の方がずっと有益です。無理せず継続できるお値段で実施するのがお勧めですよ。