ストレスチェックは紙とシステム化のどちらが良い?

紙よりパソコンで回答出来る方が進んでる?

ストレスチェックを行うに当たって、専用のシステム開発を実施した会社があるということを聞いています。この制度ではICTの活用が認められていますのでより効率的に対応が出来るようにパソコンやスマートフォンでの回答が出来るように対策を行った企業の話を聞くことがあるのです。私の職場でも紙の問診票を配布するのはもう古いという考え方があり、一時期はシステム化が議論されましたが、最終的には流れました。そんなわけで私の職場では今でも紙の問診票一本で実施しています。時に議論されるこの仕組みですが、私は必ずしもシステム対応できることが優れているとは思っていません

関心を持たれながらも最終的に採用されなかった背景には、お金がかかるというものがありました。この制度のために大金をかけてシステム開発する必要はないという判断を医療機関のトップがしたのです。後から知りましたがサービス提供側の医療機関である私の職場では、ストレスチェック導入のために許可された開発費はおよそ30万円だったとか・・・。あまりにも安い・・安すぎです。あくまでも健康診断や人間ドックを提供する医療機関なので力の入れどころではないということなのですが、あんまりな扱いでした。

そんなわけで私は当初、医療機関としてはストレスチェックに対してあまり力を入れないものだと思っていたのですが、現在では非常に多くの問い合わせが殺到する事態になりました。紙で配布する旧世代的サービスではありますが、設備投資¥0でいつでもどこでも柔軟に提供できる仕組みは汎用性が高かったのです。ICTでの対応は社内の従業員への説明も大変ですし、セキュリティ上の問題の管理が大きな負担になることも少なくありません。それに比べて紙はらくちんだったのです。

ちなみにこの紙のストレスチェックは医療従事者側からもデータからは見えない情報を取得できると意外にも好評でした。ICTでの対応の場合は漏れの無い完璧な情報しか受け取ることが出来ませんが、紙の問診票を活用する場合にはチェック内容以上の情報を拾うことが出来るのだそうです。例えば判断の迷いの形跡を拾ったり、意識的あるいは無意識的な回答拒否や回答漏れが個別対応に役立つ場合があるのだそうです。昔から紙には紙の良さがあると言われていますが、ストレスチェックでも同じようなことがあるようですね。

すでにインフラ整備が出来ている企業の場合にはICTの活用も大いにありであると言えますが、その様な環境が無いのであれば敢えてストレスチェックをシステム化する必要性は無いようにも思います。その様なところにお金をかけるのではなく、少しでも事後措置に力を入れてもらえるとこの制度が役立つだろうなと感じます。まだまだ評価されていないストレスチェックですが、今後の活躍を私は期待しています。

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