検査は外注した方が安上がりな現実

え?外部委託した方がそんなに安いの?

そんなことを言った時期が私にもありました。一般の方にはあまり有名ではありませんが、血液検査などは検査を専門的に行っている業者さんというものがあるんです。株式会社SRLやLSIメディエンスなどはその代表的な会社です。

今一般の開業医の先生のところで治療を受けると、必要に応じて血液検査を行うことがありますが、その結果がすぐに出ることって少ないんです。そのような経験をしたことがある方は少なくないと思います。大体来週来てね~、という感じで終わっているのではないでしょうか。

これは外部に血液検査を委託しているからなんですよ。内部で検査を実施することが出来る仕組みを持っている医療機関もありますが、簡単に結果を出すことが出来るものではありません。

ちなみに私の職場は個人開業医という規模の医療機関ではありませんので、健康診断を受けた場合でも当日その場でほとんど待つことなく血液検査の結果を知ることが出来ます。最初に採血をして診察を受けるころまでに結果を出すという仕組みを実現しています。ある程度以上の規模の健診センターではこのような対応をしていますが、一般的ではないかもしれません。これはお金のかかる仕組みなのです。

何故なら検査結果をすぐに出すためには分析装置を独自で持って管理しなくてはなりません。それにはかなりの手間を必要とします。機器も場所も人手も必要ですので面倒なんです。そんなわけで血液検査の実施については外部委託が年々進んできています。

この分野の専門業者はとにかく安く対応することが出来ます。大手の検査実施のコストは、個別の医療機関が太刀打ちすることが出来るコストでは到底なく、勝負になっていません。そんな意味で特別な事情がなければ外部委託するのが当たり前になっています。だって入ってくる金額は同じなんですから・・。

それでもわずかに内部実施する理由としては、結果を素早く提供することが出来るという理由に尽きます。これが目的で対応していると言っても過言ではありません。

なお、このような血液検査については比較的簡単に内部実施できるものからそうでないものまでさまざまな種類があります。私の職場ではかなり珍しいものだけ外部委託をし、継続的に実施しているものは内部で実施するというようにしています。

この仕組みは昔からなので受診者さんにとっても当たり前のサービスですが、これをやめたら医療機関側の利益が上がるという仕組みになっているのはどう感じられるのでしょう。まぁ、そのような対応をする予定はありませんけどね。診察の時に医師がたとえ一部でも血液検査の結果を見ているのと見ていないのとではどちらが良いですか?という話です。

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