健診機関のお仕事⑤ ~ 事務職員 ~

病院の事務と言うと医療事務ですが・・・

実は健診機関の事務職に必要な技能の中で、医療事務の知識は必須ではありません。健康保険制度を利用しないわけではありませんが、健康保険証を使ったいわゆる3割負担の一般医療の現場とは全く異なる仕組みが用いられているため、医療事務の知識を必要とする分野は非常に限られます。特に健康診断専従の場合には全く使わないということもありますので、採用側も特に期待していないことも多いです。

但し、知識や経験を持っていても意味がないかと言えば持っていた方が良いでしょう。勉強しておいた方が良いかと言えば、短大や専門学校、大学で学ぶ機会があれば学んでおいた方が良いでしょう。採用の際に医療事務の素養があることはプラスの評価につながります。ただ、経験がないと採用につながらない一般の臨床の現場とは少し違います。

そんなわけですので、健診機関の事務では医療事務の知識を活かすことが難しいケースが多いですし、身につけたり経験を積むこともあまりできないと考えておいた方が良いかもしれません。この辺りは健診専業の施設か、治療を並行して行う施設課によっても異なるところがあります。何事もそうですが、出来ることは多い方が良いのは言うまでもありません。

あ、後はどうしても女性の職場になりがちですね。

健診機関の事務のお仕事

事務のお仕事にも色々ありますが、私の職場では以下の分類になっています。

①受付スタッフ

②予約受付事務

③請求事務

④検査事務

⑤報告発送事務

⑥総務

⑦渉外事務

⑧システム管理

結構細分化されています。

この辺りは健診機関、医療機関によっても違いますので一概には言えませんが、様々な職種があると言っても良いでしょう。それぞれに全く異なる仕事の仕組みがありますので、入ってから思ったのと違うということもあるかもしれませんね。あくまでも私の職場では校・・という紹介をしてみます。

①受付スタッフ

どの医療機関でも受け付けのスタッフがいますが、私の職場では事務職が行っています。完全に接客業ですね。会計やご案内を中心とした業務を行います。医療事務の知識があると有利なのは会計窓口だったりします。

②予約受付事務

健康診断の仕組みは一般臨床の現場で見られる健康保険の仕組みは通常使いません。専用の管理システムを使用して予約受付管理をするのが主な業務です。覚えることは沢山ありますが、未経験でもちゃんと身につけることが出来る仕事です。

健診機関によっては電話対応時に接客を求められることもあり、ある種の営業トークが必要になることもあります。私の職場にはちゃんとした渉外担当者がいますが、小規模な会社は事務職が担当者になることも良くあります。

③請求事務

文字通り、請求書の発行や入金管理です。単に印刷して送るだけではなく、請求内容が正しいかを確認したり、添付書類やデータの作成についてもしっかりと管理する必要がある重要な部門です。

④検査事務

健診で行った検査の結果は最終的には有資格者が管理することになりますが、そのサポートをする事務スタッフがいます。要するに有資格者のサポートをするためのスタッフですね。

医師を始めとする有資格者のスケジュール管理なども行っていますので重要な役割を担っています。

⑤報告発送事務

一般臨床の現場では結果を渡すということは医師が直接行ったり、無かったりすることも少なくありません。しかし健康診断では結果報告書が主な商品になります。そのため、報告書の作成発送の部門と言うものがあります。

製造業で言えば商品の製造ラインですね。この分野は医療機関によっても違うようですが、様々なスタッフが共同で管理しています。私の職場では一般事務スタッフが中心になっています。

⑥総務

どの会社にもいる総務スタッフは医療機関でも例外ではありません。健診と言う業務の管理ではなく、健診機関と言う組織内部の管理のために働いています。

⑦渉外事務

いわゆる営業担当者のサポートです。どの会社にもある仕組みだと思います。

⑧システム管理

最近ではデータベースを使わずに健診データの管理をしている医療機関の方が稀だと思います。ある程度の規模になるとどうしても管理者や管理部門が必要になりますので、その役割を担うのがシステム管理部門です。

事務系に分類されますが、専門知識が必要なので就職してから一から学ぶものではない気がします。この分野で働いている人はそれなりの勉強をしてきた人たちですね。

健診事務職員のなり方

事務職員のなり方はシンプルです。

①募集を探す!

②応募する!

③採用される!

以上です。

私の職場でも随時欠員が発生次第募集をかけていますが、応募は非常に多いです。多職種からの希望も多いのですが、医療機関以外での経験を生かして働く方も多いです。

新しく覚えていく覚悟があればできる仕事が多いですので、どのような方でも歓迎しているのが実情でしょう。

最近では事務スタッフは直接雇用をせずに派遣会社で・・というやり方もあるようですが、私の職場では直接雇用にこだわっています。かなり医療機関側の考え方に左右される分野ですので、事務職員については参考程度にしてくださいね。

*あくまでも私の職場の話ですが、性別の比率は女性が圧倒的です。男性が採用される場合は管理者候補でなければありません。男性の場合は事務作業に適した能力に加えて何か一芸がある人材でなければ採用されません。医療機関において男性に求められるハードルは女性よりも高い傾向を感じます。まぁ、そういった業界なのかもしれませんね。

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