人間ドックを受けて損をするケース ①

ご自身で考えて決めましょう。

そういえば昔、「人間ドックは受けてはいけない」なんていう特集を組んだ雑誌がありました。なんかの週刊誌だったかと思いますが、当時私のところの経営者が激怒してその特集を組んだ雑誌の定期購読を解除し、完全撤去をしたということがありました。

私はこの手の週刊誌は全く見ませんので詳細についてはわからないのですが、おそらく医師の立場から人間ドックのマイナス側面を開設した特集が組まれていたのではないかなと思います。

私は人間ドックを広く推奨してお勧めしたいと考えている立場ではありますが、それでも誰もが自由に検査を受けるだけでは不利益をこうむってしまうケースもあるということを自覚しています。望めばその検査をすることが出来るとしても、選ぶ際に十分な判断材料を受診者側に提供するということが出来ていなければならないということも同時に大切にしています。

現在は情報化社会となっており、調べれば様々な情報が入手できます。それらの情報を総合的に判断して自分で決めるしかありません。以下、私の立場で受けるかどうか考えるべき検査項目をお伝えしておきます。詳細についてはしっかりと調べてご自身で決めるのが良いと思いますよ。

① 肺ドック

人間ドックとしてはあまり良いうわさを聞かない検査の一つです。

検査自体は非常に優秀なものがあり、様々な問題の特定をする上では有効な情報を提供してくれる検査です。但し、人間ドックなどで自分の判断で追加するのが良いのかどうかについては思うところがあるというのも事実です。

CTの放射線の被ばくについては福島原発の事故の際にもかなり報道されていましたが、無視できるほど軽いものではありません。治療を行う医師が情報を必要とするタイミングでのみ行うのが良いと思うのです。そんな意味で自己判断での追加についてはあまりお勧めしていません。

人間ドックで胸部X線検査に変な影が映っていたり、病院受診をして医師が情報を必要として初めてCTを撮影しても遅くはないと思うのですけどね。

インプラントの際の歯科CTなんかもそうですけどね。

② 腫瘍マーカー

私の嫌いな検査です。

はっきりとした情報を提供してくれないことに加えて擬陽性を出すことも多い検査ですので不安を誘発する可能性が心配です。

実際に健診業界に携わっている方の中にもお勧めしていないことが少なくありません。そもそもがんの早期発見の検査というよりは、治療効果の測定に使われることが多いとも言われています。

例外的にPSAだけは効果的であるという声がありますが、私は親族と知人にこのPSAの関係で長年に渡ってふあんと戦い続けているケースを聞いていますので手放しに推奨はできません。

腫瘍マーカーで陽性が出るのに原因がわからないというストレスは計り知れません。そのことは最低限知ったうえで検査をすべきでしょう。

私の経験についてはこちらをどうぞ

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