医療設備は最新の方がメリットがある?

必ずしも最新が最良とは限らない

というのが一般的な認識でしょうか。これは医療機器に限った話ではありませんが、新しいものが本当に良いものであるかどうかを判断するのには時間がかかるものです。

私の勤め先では最近になってマンモグラフィの機械とMRIの設備一式を丸ごと新調しているのですが、必ずしも最先端の最新式を導入しているわけではありません。その理由としては以下のことが挙げられます。

①最新式よりも旧式の方がコストパフォーマンスが良い

②メーカーの売りたいものは最新式ばかりではない

③補助金制度の充実具合

他にもあると思いますが、おおざっぱに以上の理由があるようです。要するに医療もビジネスですので、最も利益につながる選択をすることになるわけですが、それが必ずしも最新式ではないのです。

①はどんな業界にもありますよね。最新式は確かに魅力ではありますが、必要としている性能が旧式で満たされるのであれば安くなった旧式の方がメリットがあるということが十分に考えられます。医療機器にもそういった事情があるようで、私の職場でも旧式の選択となりました。健診機関に最高性能は必要ないということになるでしょう。

②メーカーは常に複数のモデルを生産しているわけですので、新型が出来たからと言ってすぎに旧型の生産が中止されるわけではありません。新型が好調になって旧式が不要と判断されるまでは製造が続くこともあります。そのため、営業担当者が売りたいものが必ずしも最新式で高性能なものとは限りません。

③どんな業界でもそうですが、国の補助金の存在は設備を一新するにあたっての促進剤として機能します。特定の設備を導入するにあたって、判断自体は医療機関の判断にユザネられることになりますが、購入費用の一部を国が助成するという仕組みです。これを上手に活用するのもポイントになります。

そういえば、私は現在国産車のハイブリッドカーを所有していますが、その時の選択肢と完全に重なります。私は車の買い替えを必要としてディーラーに相談に行ったのですが、その際に補助金の話が出てきたのは大きな後押しになりました。

正直なところ存在は知っていたのですが、これは国がハイブリッドの補助金を出すことで環境対策と経済の刺激を同時に推進しようとした施策だったのだと思っています。このせいで一般消費者の車購入サイクルがぐちゃぐちゃになったかもしれませんが、そんな感じで国が普及の後押しをするとすれば、それが何らかの事情によってよいものである場合が多いでしょう。

医療の世界ではどういった機械で検査をするかで保険診療の際の点数に差が出ることもありますので、それらも考えた上で必要な能力を決定することになります。なかなか難しいんですね。

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