健診結果の誤通知は起こり得るか

ニュースで見た方もいるかと思います。

岐阜県の市町村が行うがん検診で誤った結果を受診者に通知していたことが判明したという報道がありました。内容としては、本来は精密検査の実施を促す「要精密検査」であるにもかかわらず、本人には「異常なし」で通知していたという問題です。7月16日に発表があったようです。

発覚の経緯としてはがん検診を受診した方の家族からの情報開示を求められ、そこで発覚したとのことでした。本来は早期発見を目的としたこのような健康診断でこのようなミスが発覚してしまったことは非常に社会的な不安を感じさせてしまう事態であると言えるでしょう。

同市の調査ではこのような案件が他にないかを調べた結果、他にも少なくとも4件が見つかったと公表されており、大きな問題に発展しています。このような問題はどこでも起こりうるのでしょうか?

私の考えとしては、問題は起こりうると思います。そこに人間の判断と作業が発生する以上、絶対に間違いが無いということは言い切れないものでしょう。だからこそ、間違いがある前提でのチェック機能を作ることが大切になるはずです。もしもこのニュースを見た健診業界の経営者や仕組みを維持管理する立場の人がいるのであれば、この教訓を生かさなければなりません。

私の職場でもそうですが、安全な位置から支持をする経営者の中にはミスが無い前提でそろばんを弾く人もいます。人の命にかかわる仕事でシングルチェックの対応の検討をすることもあると言います。実際に岐阜市ではシングルチェックだったと報道されており、その背景には人手不足があったのかもしれません。しかし亡くなった方やその家族にしてみれば関係のない話です。

このニュースを見て、思うところの無かった健診機関関係者はいないと信じたいですし、過剰競争の中での間違った仕組み作りに移行しがちな部分がある健診機関ではこの辺りは特に注意しなければならない部分です。

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