健診施設に行かなくなる日

そんな日も来るかもしれません。

病院がなくなるということはないと思いますが、健診センターがなくなるということは十分に考えられることです。現在健診センターで行っている活動の多くは血液検査だけでカバーできてしまう日が来るような気もします。

それがいつになるかはわかりませんが、血液検査の新しい活用法がどんどん生まれていけば、やがては簡単な血液検査だけで多くの情報を得ることが出来るようになるでしょうね。

更にはより安全に自分で採血をする方法が確立されれば、健診センターに行かなくても十分に対応することが出来るようになると思います。少なくとも検査から治療までの一貫して行っているタイプの健診施設以外は、その存在意義が問われることになるでしょう。

そこで問題になるのが法律だったりします。現在の安衛法では以下の項目があるのですが、これはどうするのでしょうか。

「自覚症状及び他覚症状の有無の検査」

いわゆる診察がこれにあたるのですが、医師が直接診察をしなければならないのであれば、何らかの形で病院なり健診センターなりに行くことになるでしょう。現在の健康診断が医師の診察だけになるようなことがあったりするのでしょうか。

私は技術的には可能かもしれませんが、そのような日が来るとしても結構先になるような気がします。医療機関というのは他の業界に比べて変革が遅めである傾向があるように思うのですが、この背景にあるのが医師の組織力、政治力ではないかなと思います。少なくとも無関係ではないでしょう。

どのような場合においても医療の世界における医師の存在意義や立場を脅かすような仕組みが取り入れられることはないように思いますし、仕事の場を減らしてしまうようなことも起こりにくいのではないかと思います。

あるとすれば遠隔診療技術の進歩によって医師の遠隔診察が認められるようになる場合でしょうね。私はこの流れを応援しているのですが、もう何年も前にあまり進んでいない気がします。仕組みそのものはそれほど難しくないと思うのですが、色々あるのでしょう。遠隔では視診はできても触診や聴診は出来ないでしょうから限界を指摘される場合もあるでしょう。

しかしながら将来有望で必要な仕組みであるのは間違いありません。医師不足で必要に迫られる過疎地域での普及が先か、あるいは時間短縮などの目的で早期の導入が期待できる都市部が先かはわかりませんが、オンラインショッピングと同じで一気に普及が始まる時期がきっと来るのでしょうね。

保健指導とか服薬指導なんかも遠隔でやればいいのにと思う今日この頃ですが、指導する側も直接対面を希望するケースが少なくありません。状況が変わるまでにはまだ時間学科りそうですね。

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