人間ドックと法律の話② ~ちゃんと税金払っているよ~

法律に守られた商売です。

私がこの業界で働こうと考えた背景にあるのは、将来性を感じたからです。一般の医療の現場は保険点数という仕組みによって管理されており、収入の仕組みにも制約がありますが、自由診療である人間ドックの世界は価格決定権もあり、お金には代えられない健康というものが今後とも需要を集めていくだろうと思ったのです。

それともう一つは健康診断ですね。これはやりたくなくてもやらなければいけないものであり、需要が強制的に生み出されているのが特徴です。サラリーマンは基本的にこの健康診断を嫌でも受けなければならず、需要が失われないというのが魅力だと感じたのです。これらは間違った見解ではなく、今でも実際にそのような特徴があると感じています。

この世界に入る前はもう少し普通の会社とは違う仕組みがあるのかと思っていたのですが、実際には一般事業と同じように消費税の納付もありますし、法人税なんかもばっちり支払っています。普通の会社と何も変わるところはありません。

勿論払うだけではなく、日本という国から税金上の優遇措置を受けたりもしていますよ。公益性のある仕事と認められた場合、そういう仕組みがあるのです。とは言え、公益法人や宗教法人のような大きな免税制度ではなく、せいぜい自動車税の免除程度ですけどね。

例えば以下のような自動車が免税の対象になるのです。

1 通学・通園の用に供する自動車

バスに施設の名称が書かれていることも条件の一つ

2 国又は地方公共団体の用に供する自動車

定置場が使用者である国又は地方公共団体の所在地にあり、もっぱら公用のために使用されているもの

3 警察、消防等の用に供する自動車

パトカーや消防車かな?車体に当該団体の名称が表示されているもの

4 肢体不自由児の通園の用に供する自動車

もっぱら在宅肢体不自由児の通園の用に供するバス又はマイクロバスで、車体に当該療育の場等の名称が表示されているもの

5 社会福祉事業又は更生保護事業の用に供する自動車

社会福祉事業又は更生保護事業にもっぱら使用する自動車で、車体に当該事業を経営する施設の名称が表示されているもの

6 その他

(1)日本赤十字社で、巡回診療、患者輸送、血液事業及び救護物資等の運搬の用に供する自動車

(2)学校で、生徒又は学生の教育練習の用に供する自動車

(3)水防予防組合で、水防事業の用に供する自動車

(4)交通安全協会で、自動車運転免許試験の用に供する自動車

(5)自動車教習所で、検定用及び路上教習用に供する自動車

(6)身体障害者の自動車運転教習の用に供する自動車

(7)結核、ガン等の予防のため、集団検診の用に供する自動車

(8)医薬品販売業者で、血液事業の用に供する自動車

(9)公的医療機関等で、へき地巡回診療又は患者輸送の用に供する自動車

(10)日本放送協会で、公共放送の用に供する自動車

(11)地方バス事業者で、生活路線の運行の用に供する自動車

世の中のためになる車に関しては税金を免除しましょうという仕組みなんですね。私たち健診機関のレントゲン車などもその対象になっています。

ただし、条件として以下のようなものがありましたよ。

  1. 車体に施設名称があること
  2. 所有者が当該法人であること(リース車両はダメってことです)
  3. 実際の運行記録があること

ちなみにレントゲン車は走る一億円という人がいるほど高価なものなので、営利の健診機関の場合にはリース契約が多いです。そういう場合は免除されないんですよね・・。リース契約が終了した後で買い取るような老朽化した車両が対象になるというのが現実です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする