健康保険組合の今後の方向性 ~人材派遣健保の解散~

二番目に大きな健保だったんだ・・。

私の感想はそんなところから始まりました。勤め先における人材派遣健保のシェアはそれほど大きくはないものの、これだけ大きな団体が将来的な赤字を想定して早期に解散の手続きを行うというのは今後の動きを考えるうえで重要な前例となりそうです。

この健保は名称が示している通り、人材派遣業に関連する企業等が構成する健康保険組合であり、51万人程度の加入者がいるとのことです。そのうち50万人程度は協会けんぽへ移行するということですので、全国にある健康保険組合が今後解散する流れになって行くのではないかと予想させられます。

このような流れになった背景としてあるのは保険料の問題だと思われます。現在協会けんぽでは都道府県によって若干の違いがあるものの、概ね10%程度の保険料で成り立っています。人材派遣健保はこれが9.7%程度まで増えてきており、今後も財政悪化の可能性が高いことから早期の解散に踏み切ったということのようです。

確かにメリットがあるからこそ独立してやってきたにもかかわらず、保険料が国の補助を受けている協会けんぽ以上になってしまったら存在意義はなくなってしまいます。現実的に赤字の健保が多いと言われていますので、人材派遣健保の選択が近い将来の組合健保の姿なのかもしれませんね。

しかしながら解散の影響を受けての受け皿となる協会けんぽに余裕があるかというとそんなことはありません。常に予算不足と言われており、年度末には予算関係のことで困っていることも多いとか何とか。不足分は国から出たり組合健保から拠出される仕組みになっていますので何とかやってこれているのですが、いずれ大きな変革が来るかもしれません。

そんな協会けんぽと健診施設の関係は、将来の医療費抑制のための健康診断の実施です。具体的には生活習慣病予防検診というのですが、この仕組みが政府管掌と呼ばれていたころから継続している健診の仕組みです。もう10年以上継続している仕組みですが、私が知る限り過去に一度も内容が向上したことは無いように思います。

限られた予算の中でもやるべきことをしっかりとやっていこうという姿勢を感じるので、健診機関としてもできることをやっていこうという気持ちになることが少なくありません。本当に大きな組織になってきていますので、ここがどうにかなってしまうと大変なことになりそうで怖い気持ちすらあります。

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