健康診断をやって、それからのこと

健康診断やりっぱなしじゃだめですよ!

こう言いたくなるようなことが良くあります。人間ドックの場合は自分で高いお金を払って受けるということもあって、受けた後にどうすれば良いかをわかってもらえることも多いのですが、健康診断の場合には本当に関心を示さない人がいます。せっかく健康診断で病院に行った方が良いと報告しているにもかかわらず、適切な対応をせずに無駄に一年を経過させてしまう人が今でも少なくありません。

何年か前にある職場で働いていた方が、定年前の段階で病死してしまったという話を伝え聞いたことがあります。ご縁のあった方でしたので健康診断の結果はどんなだったのだろうかと言うことを調べてみたところ、しっかりと健康診断で異常を指摘していた形跡がありました。それも何年も継続的にでした。記録を見る限りでは病院に行って治療を受けたわけでもないようで、何故もっと早くに病院に行ってくれなかったのだろうと思ったものです。こういったケースは他にもありますが、健康診断の結果を見てくれていない、見ていても適切に行動してくれない人と言うのが少なからずいるのです。

医療機関としても病院受診を勧める案内を出すのは勿論ですが、やはりそれ以上のことはできないのが現実です。本来は一人一人の努力が重要ですが、その方が会社員であるのであれば会社でもある程度の健康管理の責任が生じていると言えるでしょう。会社の担当者の方には大変申し訳ないのですが、こういったケースを無くしていくためには職場の健康診断の結果をしっかりと活用することが重要です。

最近労働基準監督署の指摘事項として、従業員の健康診断の結果を管理していないという指摘を受けるケースが増えてきています。具体的には

①従業員の健康診断の結果を管理していない

②管理していても医師の判断をもらっていない

など様々な角度から不備の指摘が相次いでいます。かなり細かな指摘が増えてきており、やりっぱなしではいけないという具体的な指導が入るようになってきています。

会社の担当者の方が行わなければならないのは、定期健康診断の実施後に会社の控えとして本人と同じものを確認しておくことです。そしてそれが有所見の結果であるのであれば、医師に確認をしてもらう必要があります。決して健康診断の結果を放置することなく、対応が必要であるかどうかを医師に判断してもらった上で働いてもらうということが最低限必要になるのです。この様な仕組みで定期健康診断は成り立っています。

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