健康診断の検査における単位の問題

何で統一しないんだろう・・・。

割と真面目にそう思うことが少なくありません。これは健康診断や人間ドックにおける血液検査のお話です。この分野に詳しくない方にとっては、血液検査と言うものは基本的にどこで受けたとしても同じ結果を受け取ることが出来ると信じしている人も少なくないと思いますが、実際のところそうでもないようです。

血液検査と言っても非常に多くの種類がありますので、統一されているものも少なくありません。常に前進しているということなのだと私は信じています。例えば少し前の話ですが、糖尿病の検査のために用いるHbA1c(ヘモグロビンA1c)はある時を境に統一されました。

それまでは日本の基準と国際的な基準が違うという状態になっており、比較をする上で色々と問題があったようです。日本の基準をJDSと言うのですが、現在ではほとんどすべてのケースにおいてNGSPという国際標準の基準を採用していると聞いています。この様に統一されるケースもあるのですが、そうでもないものがやはりありますね。

例えば決してマイナーではない白血球の検査なども色々な健診施設で異なる表現をされる場合があります。私の職場では「個/μL」という単位で表現しますので大体4000~9000くらいの数値の範囲で表現されることが多いです。4桁の数値になるのは白血球と言うのが私の印象です。

しかし、健診施設によっては単位が異なるために1000分の1の数値で表現されることがあります。つまりある医療機関では「5500」という結果をもらったにもかかわらず、別の医療機関では「5.50」という結果になるということもあるのです。これらは同じ意味の数字なのですが、何とも分かりにくいです・・。

他にも10の位を0にする検査センターもあれば、10の位まできっちり数値を出す医療機関もあります。この様な違いが出る理由はやはりよくわかりません。最近も大手の検査センターに委託している検査について、Aという業者では「2.5」の様に小数点第一位まで表現する結果が、Bという別の業者では「3」の様に整数で示す場合もあります。思っている以上に自由度が高く、統一されていないという問題が根深いことが良く感じられました。

この様な問題は血液検査の中にはいくらでもありますし、正常とされる範囲の設定にも違いがあることがあります。そんなわけでどこで検査を受けても同じ結果になるとは言えないのです。この様な仕組みはもっと整備されるべきだと思うのですけどね・・・。

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