ちゃんとしてないと監督署が来る

労基が営業をしている。

そんな表現を使うことがあるのですが、これは監督署がどこかの会社に立ち入り調査を行い、その結果として健康診断を受けなければならない状況に陥ったということを指示しています。そのような状況になると、多くの場合安価に素早く対応をしてくれる専門の医療機関に相談が来ることになるのです。

その結果として、その会社があるエリアの担当者にとっては棚から牡丹餅のように売り上げを手にすることが出来ます。そんな意味で労基が営業しているという表現を使うことがあります。

例えば本日、私の知る限りだけでも2件の問い合わせが来ていました。具体的な内容としては以下の通りです。

①ストレスチェックをしていなかったのですが、監督署が来て指摘を受けました。速やかに実施したいのでよろしくお願いします。

②健康診断をしていたのですが、医師の意見の聴取をしていなかったので指摘を受けました。何とかしてください。

どちらも割とよく聞くタイプの指摘です。このような話がちょくちょく寄せられるのです。まさに営業をしてくれているような関係であり、ある程度の時間的な猶予も設けてくれていますので対応することもできるのです。

私は職場の調査という形では10年以上の勤務歴の中で3度経験があります。これは多い方なのか、少ない方なのかはわかりませんが、結構精力的に動いているんだなということを感じました。

しかしながら、同時に何を基準に回っているのだろうと思うこともあります。一つは毎年監督署に提出する健康診断の実施報告だとは思うのですが、それ以外にも何か情報源があるのでしょうか。

ある方は、監督署も暇ではないので何かしら確証が持てる何かがなければ動かないと言っていました。確かにそうなのかもしれませんが、そうとばかりは言っていられないところも実際にあるようです。

本日の問い合わせ先はいずれも50名未満の従業員しかいない小規模な事業所で、産業医もいませんしそれほど目立つ存在ではないにもかかわらず具体的な指摘を受けていました。何か調べることのできる方法を持っているのかもしれません。

とは言え、ほとんどのケースは悪質である場合を除けばうっかり忘れていたという程度の扱いになっているようで一定期間内に必要事項を満たせば良いという対応になっています。大切なのは義務をしっかりと履行して従業員の健康管理に努めることなのです。そのために必要な知識をしっかりと持って行動に移していれば監督署の対応に困ることはないでしょう。

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