印象に残った言葉:良い人から辞めていく

ショックの大きな言葉でした。

色々な意味で、です。この言葉はおそらく色々な職場で使われるものでしょうし、おそらく事実だと思います。内心それを感じている人も多いでしょう。職場の現実を的確に表している言葉の一つだと思います。

この言葉に含まれるニュアンスとしては、

・優秀な人ほど早めに見切りをつけて転職していく

・能力のない人間ほどしがみつく

とまぁ、こんなところではないでしょうか。内容的には間違ったものではないのですが、経営者が従業員に対して使う言葉としては非常にとげのある言葉です。私の職場では複数の経営者が現状への不満をにじませながらこの言葉を残った従業員に向けているのを聞いたことがあります。

優秀な人材が漏洩していくことへの憂いを感じて現状の改善を決意した言葉なのか、残って働いている人材に対する評価なのかは聞き手によって判断の分かれるところでしょうが、後者として受け取られる場合には印象としては最悪の部類に入るでしょう。

人材の流出を避けることはできない話ではありますが、それを防ぐために打つことが出来る手段はあるはずです。それを怠る現場はそれほど多くないはずですし、残る職員の中には空いた穴を必死で埋めようと努力をしている人材も多いはずです。そうでなければ職場は回りません。

そんな職場に対して向ける言葉として「良い人から辞めていく」は不適切な言葉でした。私も内心イラっとしましたが、この言葉を聞いた他の職員からは残ったスタッフに対する侮辱だと受け止めたケースもあったようでかなりの士気の低下につながったことがありました。

医療の世界は転職がしやすい業界でもありますので、何かがあれば非常に大きな影響を受けることになるでしょう。ニュースで保育士の一斉退職で業務が成り立たなくなったケースを何度か見ていますが、それとはまた違った形で内部崩壊していく場合、そこには様々な人間関係の問題があるのでしょうね。

幸い私の職場はそれなりに大きな組織ですので経営者にあたる人物も数多く、ごく一部の心無い言葉だけで全体が揺るぐことはありません。ただ、より小さな組織だとあるのだろう・・ということが転職者との会話の中で感じることがあります。そういった人たちが安心して働ける職場づくりに一役買うことが出来ればよいのですが・・。

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