特定保健指導は今後どうなるのかな

とりあえずあと4年は変化しないでしょう。

特定健診・特定保健指導の制度はすでに10年以上の歴史がありますが、現在ではすでに3期目に突入しています。5年を一区切りとして様々な改定を行うことになっているのですが、現在は3期目の1年目ということです。

昨年だったと思うのですが、特定健診や特定保健指導の制度が目指していた情報の有効活用が出来ていなかったことが明らかになったというニュースなどもありましたので、3期目には大きく失速するかと思ったのですが、実際には何事もなかったかのように継続されることになりました。

この特定保健指導は単発の市道である動機付け支援というものもあるのですが、半年にわたって指導を行うことで死活習慣の改善を目指す積極的支援という仕組みがあります。これがなかなかに実施が難しく、健診機関を悩ませるものになっています。

この特定保健指導は健康診断において特定の条件を満たした方に提供される仕組みになっています。具体的には以下の通りです。

★具体的な選定・階層化の方法★
<ステップ1>
○ 腹囲とBMI で内臓脂肪蓄積のリスクを判定する
・腹囲 M≧85cm、F≧90cm          →(1)
・腹囲 M<85cm、F<90cm かつ BMI≧25     →(2)
※(1)、(2)以外の者への対応については、3)留意事項参照
<ステップ2>
○ 検査結果、質問票より追加リスクをカウントする。
○ ①~③は内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)の判定項目、④はその他の関連リスクとし、④喫煙歴については①から③のリスクが1つ以上場合にのみをカウントする。
①血糖※ a 空腹時血糖 100mg/dl以上 又は
     b HbA1cの場合5.2% 以上 又は
             c 薬剤治療を受けている場合(質問票より)
②脂質  a 中性脂肪 150mg/dl 以上 又は
           b HDLコレステロール40mg/dl未満 又は
           c 薬剤治療を受けている場合(質問票より)
③血圧  a 収縮期130mmHg以上 又は
           b 拡張期85mmHg 以上 又は
           c 薬剤治療を受けている場合(質問票より)
④質問票 喫煙歴あり
<ステップ3>
ステップ1、2から保健指導レベルをグループ分け
(1)の場合
①~④のリスクのうち追加リスクが
2以上の対象者は 積極的支援レベル
1の対象者は 動機づけ支援レベル
0の対象者は 情報提供レベル     とする。

この枠組みになっています。

実はこの特定保健指導の実施は各種健康保険組合に義務付けられているもののようで、実施率が低いと罰則もあるようです。そのためどこの健保も積極的に行うように要請してくるのですが、何分面倒な仕組みのためご本人がやりたがらないケースもありますね。

まぁ、稀に全く実施しないと割り切っている健保もあるようですが、できるだけ健診と同時に実施してほしいという要請があるようです。私の職場ではレントゲンバスを持ち込んで行う出張健診もあるのですが、その現場での当日保健指導を要請してくる健保さんなどもあって、なかなかに厳しい状況がうかがえます。

私は今後緩やかに下火になって行くと予想をしていましたが、今後より積極的な実施が求められるようになって行くのでしょうね。そんな風に感じる上半期でした。

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