健診機関の働き方改革って何だろう

どこも同じ問題があると思いますが・・

忙しい時期と忙しくない時期と言うものがあります。健康診断は一般的に春先から初夏が忙しく、秋口から初冬までも忙しい時期と言う形であるのが一般的だと私は思います。法律に守られているサービスを提供しているのですから他の業界からははるかに恵まれていると言えるでしょうね。

しかしながら健康診断も医療も経済活動の一環であり、慈善事業ではありません。大きな人手余りを出すわけにはいきませんので、一般的には最も忙しくない時期をベースに人材配置をしていると言えるでしょう。私の職場では正規職員は必要最低限度にとどめ、人手不足を非常勤職員で補填しています。

医療は人件費率が高いサービスと言われていますので、いかに上手に省エネ出来るかどうかが勝負の分かれ目と言う側面もあります。一人に対して丁寧にサービスを行うよりも、全員に均一なサービスを必要最小限に行い、その評価が他社を上回るように努力をしなければ生き残れません。

この様な考え方が実際にあるのですが、まじめな医療従事者の中にはどうしてもそのような考え方が受け入れられないケースもあるようです。目の前の一人に全力投球をする、その繰り返しの結果が医療であるという考え方です。きれいごとのようだけれどそれが本質だという考え方ですね。こういう考え方は好きですが、それを全員に平等に提供するのは無理があります。人によって対応が異なるというのは致命的です。

限られた時間でサービスを提供する以上、自分の納得いくまで時間を費やしていたら他に負担をかけることになってしまうでしょう。この辺りの見解の相違で問題が発生することは少なくありません。目の前の事しか見ていない、目の前の人に誠意ある対応をしていない、そんなやり取りに正しい答えはあるのでしょうか。

さてさて、最近話題になることの多い「働き方改革」ですが、なんだかその本質はよく分からなくなってきました。私の職場では定時に帰ることが出来るように工夫をすることが推奨されるようになりました。その結果発生していることは仕事の住み分けです。

住み分けと言えば聞こえは良いですが、自分の仕事を垣根を自分で作り、自分に影響がある範囲内だけを見るタイプの人が増えてきています。頑張って働くよりも、他の人に仕事を渡して早く帰ったほうが褒められる会社などもあるようです。

私の職場でもそのような問題は起きています。医療の現場も結構ボランティアみたいになってしまうことが少なからずあるのですが、それを良しとして受け入れる人と受け入れない人の衝突はあるのです。仕事量が変わらないのに早く帰るように促すというのは、現場にかなりの負担を強いることなのですがよく言われています。早く帰れるようにするのと、早く帰るように強いるのでは全く結果は違うのですが、外部からは見分けがつきにくいかもしれませんね。

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