健診機関における専門職同士の人間関係①

一般の医療機関と違うのかどうかは不明です。

私が常勤として内部に深く関わっているのは健診機関という医療機関だけだったりします。そのため、一般の病院の現場が実際のところどうなっているのかはよくわかりませんが、まぁ多分病院ごとの個性というものがあるのでしょうね。

私が外部の人間として関わるときは大抵多職種連携という形が出来上がっているように思いますが、基本的には医師を中心としたチームであり、それ以外のコメディカルがそれぞれの専門性で支える感じです。しかしながら医師に対しては一歩も二歩も引いて発言する・・という感じです。私はそれで良いと考えている人間です。

健診機関にも色々あると思いますが、私の所属先は本当に人間ドックと健康診断だけで一区切りされているサービスを行っています。そこで構成される専門職の人間関係を簡潔にまとめてみましょう。

医師の場合

そこには専属の医師が少人数いて、非常勤の医師が数えきれない人数いる感じです。基本的に常勤職員としての医師の方が立場が強く、非常勤医師はどんなに経歴が優れていてもアルバイトの扱いです。

医師同士のコミュニケーションはあまり多くなく、お互いの専門性に対しては口を出さないのがスタンダードです。全体を統括する医師という存在はあるのですが、医師が医師に対して注文を細かくつけるということはありません。あくまでも個人の仕事の集合という感じですね。

治療の現場では縦割りの関係性が時に批判を呼びますが、私の勤め先ではこんな感じです。医師同士で話し合って何かを決めるというよりは、権限を持つ医師の意見が優先される傾向がありますし、それぞれの専門性が最大限評価されている感じです。医師同士の会話が少ないのはやや不思議に思うところだったりします。

それぞれの専門性に対して口出しをしないのはトラブル回避のためなのかな?と思ったりする今日この頃です。

ちゃんとルールを決めて対応してはいますが、以下のようなケースで判断に困ることはあるんですよね。

診察における循環器の所見と、心電図の読影の所見に不一致が存在している場合の最終的な判断、など

診察の時には不整脈や心雑音の所見が確認されている記録がある一方で、心電図の波形からは何も所見が見られないなどの状況が十分に考えられます。

お客さんの立場で考えると矛盾する所見はちゃんと見解を添えて返したいのですが、こういう時に少し困ったりします。

看護師の場合

医療従事者であれば知っていることですが、看護師の資格には二種類あります。正看護師と准看護師です。一般の病院ではこれらは明確に分けられていますが、健診機関の中にはそれほど重視していないところもあります。実は私の職場も・・。

これを機にする看護師とそうでない看護師では考え方が少し違い、上下関係を必要とする人もいれば、しない人もいます。いずれにしても健診機関では一般の病院ほど看護師に発言力が無いということもあって苦労をすることも多いようです。

大きな病院での勤務経験者さんほどこの辺は厳しい気がします。場末の医療機関では年配の看護師さんが若い医師に指示をするように指示することもあると聞きますが、結局はどんな環境で働いてきたのかが重要なんでしょうかね。

健診機関では従事する仕事の種類が限られており、正看護師も准看護師も同じような仕事に従事することになってしまうことが関係しているのでしょうけれどね。

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