ストレスチェックに意味を感じない専門家たち

結構多いみたいですよ、これ。

ここで言う専門家というのは企業で活動している産業医、保健師、看護師、臨床心理士などいわゆる専門家と呼ばれる人たちです。私はサービス提供側の人間として話を聞くことがたまにあるのですが、割とこの制度自体に納得していないような話を聞きます。要するに意味がないと考えているようなんです。

その考え方はよくわかりますし、割と当たってはいるのですが、制度として確立した以上はその仕組みを活用してどうすれば良いのかということを考えていかなければいけない状況になってきていると思います。

私もサービス提供側の人間として疑問に思うことは多々あります。大切なテーマではありますが、全て自記式の問診で済ませてしまうことが本当に適切なのかは思うところがあります。しかしながらストレス状況を把握するための他の手段がないのだからしょうがないじゃないかと思ったりもするわけです。

思えば特定健診が始まったときの腹囲測定の時にも似たような話がありました。自分の意志で操作できる(引っ込める)腹囲測定に何の意味があるんだということです。内臓脂肪の状況を把握するためにはより正確なCTスキャンという手段もあるのですが、得られる情報に対して被ばくやコストの問題を考えた場合に腹囲で良いじゃないかとなったのは容易に想像できます。

男性85cm、女性90cmという基準が妥当かどうかはともかくとして、昨年との自分の変化を確認するうえではそれなりに役に立っていると私は思います。

ストレスチェックもそれと同じで、完全自記式の客観的とはいいがたい方法を採用していたとしても、それを継続することで何か見えてくることがあるのではないかと思ったりしています。そういった活動をしているケースはあまり見られません。

どうも専門家の方々というのは個人へのアプローチこそ重要な課題であり、組織自体に対するアプローチが弱いのではないかなと思うことがしばしばあります。個人へのアプローチなら一般のクリニックでも可能なので、会社という組織の内部にいる専門家という立場を大いに活用してストレスチェックを見れば、また違った側面も見えてくるような気がするのですけどね・・。

よくあるストレスチェックへの不満は以下のようなものです。

*本当に支援が必要な人を見つけることが出来ない。

*客観的な指標ではないのでそのまま評価できない。

*毎年おんなじことをしていても意味がない

確かにわかる話ではあります。ただ、問題点を考慮した上で以下に役立つ情報にまとめ上げていくのかが組織内専門家の腕であると思うので、今後の展開に期待しています。

たまにいる本気でストレスチェックに取り組んでいる方々がいますが、そんな方々の活動の中から光るものが見つかるといいなと思っています。

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