視点の数だけある色々な平等の考え方

平等ではない。公平ではない。

よく聞く言葉です。不満を口にするとき、よく使われます。

私の職場でもよく使われる言葉ですが、美しい言葉である一方で使い方が難しいものでもあります。どこの職場でも迷うところではあるかと思いますが、平等や公平については色々な考え方があるのではないでしょうか。

ここでは人間ドックの受診者さんを例に示してみますが、具体的には以下のような感じです。

① どのような受診者でも、平等に取り扱う。3000円のコース  でも10万円のコースでも平等に対応する。

② どのような受診者でも、平等に取り扱う。3000円のコース  の場合と10万円のコースの場合では、支払額に応じた適切な  差のある対応を行う。

いわゆる平等は①のようなものであり、②にあたるものが公平なのではないかなと思ったので調べてみたのですが、平等と公平は以下のような区別がなされているようです。

「平等」
個人の資質、能力、努力、成果に関係なく一定の規則通りに遇するシステムとなっていること。

「公平」
すべての人に対し、機会が均等に与えられており、成果を上げた者が評価され、報われるシステムとなっていること。

まぁ、今回の説明に適しているとはいえない説明ですが、言いたいことは伝わるでしょうか。私の職場では¥60000以上の支払いがある方を少々特別扱いをするという対応で案内をするように差を付けています。

施設が狭いので2000円程度の夜勤者健診の方も、10万円近い充実したドックを受診する方も同じフロアで対応をしていますので、何かわかりやすい対応の違いを示した方が良いだろうという配慮が働いているのです。

お客さん商売ですので、どうするのが良いのかをそれなりに丁寧に考えて動いていますよ。

ちなみにこの問題は病院内の人間関係にも働いています。頑張っても報われず、頑張らない方が良い雰囲気というのはよく聞く話ではありますが、例にもれずに私の職場でも似たような話を聞くことになります。

真の意味での公平や平等なんてありえないとわかってはいますが、どうしても身近な人間関係にそのような要素が働いてしまいます。経営側が個別の成績や勤務態度を評価して差をつけるというのは時に危険を伴いますので仕方がないのかもしれませんが、私の職場では評価は全員一律スタイルです。

頑張っている人には物足りず、不平不満の温床になってしまうというのが副作用ですね。ただ、好き期待で評価が上下する職場よりはよっぽど健全であるとも思いますが・・・。

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