健診機関のお仕事⑧ ~ 医師 ~

健診機関でも医師は必要不可欠な存在

健診機関と言うのは医療機関の中でも特殊な存在であると言われることがあります。通常、医師と言う存在は医療機関の中で絶対的な存在であり、責任者であり経営者であるというのが普通です。個人開業のクリニックは勿論、中規模の病院でも変わりません。

健診機関でも基本的にはそうなのですが、医師が非常勤であるということがかなり多いため、実質的にリーダーシップをとるのはコメディカルであるということもあります。勿論医師の指示を受けて動く形にはなるのですが、その辺りがちょっと違うような気がします。勿論医療ですので医師がいなくては仕事が出来ないのですが、実際のところ医師の免許を持っており医師の役割が果たせる方がいてくれれば誰でも構わないという側面もあります。

大病院になってくると必ずしも医師が経営者ではないケースもあるかと思いますが、健診機関と言うものは医師が責任者である一方で、経営上の権力者は別にいるということが少なくありません。要するに医師が理事長として存在していたとしても、実質経営者が他に存在しているという雇われ理事長と言う仕組みがあるのです。

だからこそ・・なのかもしれませんが、都市部においては一般企業の資本やノウハウが取り入れられた非常に新しい形の医療が提供されています。医療機関が母体になっており治療を同時に行うことが出来るタイプの健診機関が少なくありませんが、一般企業を母体に持っており健診専門で活動をしている健診機関の中にはこれまでにない尖ったサービスを提供しているケースがあって非常に驚かされます。

そんな中、健診機関の医師の位置づけはやや特殊に見えます。少なくとも私の目にはそう映るのです。勿論、医師がトップにいて絶対的な影響力と権限を持っている健診機関もあります。しかしそうではない感じがする健診機関も増えてきていますね。

医師のお仕事について

最もイメージしやすいのは健診における診察です。これは医師にしかできない行為であり、全てのケースに必須となります。そのため医師の基本業務であると言えるでしょう。

他にも健康診断の結果説明などは医師の専門性が必要になる部分です。保健師などが対応するケースもありますが、やはり専門の医師が直接説明をするというのが一種のサービスになっていると言えるでしょう。

その他にも医師でなければできない検査に従事するケースが増えてきています。割と医師の指示があればコメディカルが出来る検査と言うものが多いのですが、例外はあります。例えば健康診断や人間ドックでおなじみになってきている胃カメラ子宮頚部細胞診などは医師が行わなければなりませんので、医師の業務になります。

後は読影と呼ばれる画像診断の判定なども大切な業務です。X線写真の他に超音波検査の画像診断、胃カメラの判断、採取した細胞の判断、心電図の波形の判断などは最終的に医師の判断(ダブルチェックあり)となるのが一般的です。

実はこれらの仕事については施設内で完結するケースばかりではありません。規模の置きな健診機関ほど内部での処理が物理的に困難になるため外部に委託しています。最近では技術的な進歩もあって個人情報を伏せたまま遠方に画像を飛ばして判断をもらうということが出来ます。ある意味、専門性の高い医師のアルバイト(内職)になっているのかもしれません。

医師のなり方

難関です。

①医大に入る

②医師国家試験に合格する

③研修医の課程を修了する

④健診機関に縁を持つ(これは簡単です)

常勤となる医師はそれほど多くありません。多くの医師がそうであるように、本業の傍らで空いた時間を健康診断に使うという働き方が多いです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする