医療の世界で働くなら、健診業界をお勧めしない3つの理由

転職するなら選択肢の一つです。

でもあなたが新卒ならちょっと考える材料を集めたほうが良いかもしれません。以前は聞いたことがなかったのですが、最近ではどこで知ったのか健診業界を志望する若い方が増えています。私はいつも言っているのですが、就職は最初が肝心ですから後悔の無いようにしっかり調べましょう。

私が就職先として健診業界をお勧めしない理由は大きく以下の三つです。

①技術や知識が身につかない。

もしあなたが医療スタッフの卵なら、最初から健診の世界に来るのはお勧めしません。なぜなら知識も技術もあまり身につかないからです。臨床の現場にも様々なところがありますが、良くも悪くも経験を積むことが出来ますので技術が身につきます。

どういうことかというと、将来的に転職した際に様々な選択肢が生まれるのです。健診機関の中には医療スタッフを歯車としてしか考える余裕がないところもあると聞きます。技術を身に着けるためには自分で努力するしかなく、楽な方へ逃げると技術が身につかないということなど珍しくもありません。

もしあなたが事務スタッフなら、積極的に関わる努力をしなければ得られるものはありません。医療事務の経験を積むというレベルにないことも多く、転職の際に苦労するかもしれません。

②給料が安い

これは深刻な問題です。業界としては安定している方に分類されますが、決して競争がないわけではありません。限られたパイを奪い合う業界という部分がありますので景気が良くなって給料が大幅に上がるということも期待しにくい分野です。

私のところでもそうですが、偉くなる人は大体ヘッドハンティングで転職してくる方です。一から育って下から這い上がってくるという仕組みがないところは多いです。それでも良いという人もいるかもしれませんが、法に守られているという点は法が変わるときにはリスクになります。いつ守られなくなるかわかりませんよ?

③あまり意識が高くないかもしれない。

医療の現場は大なり小なり研修を積み重ねて自己研鑽することが大前提ですが、健診業界ではあまり聞かない部分でもあります。良くも悪くも一般の営利企業と同じ論理が働き、必要最低限度のことを身に着ければそれ以上の努力は評価されないことすらあります。

一人の医療人としてスキルを高めることが必ずしも要求されていないということに気が付いた時、公開するかもしれないのであればしっかりと技術を身につけておくべきです。

健診機関の仕事は非常に重要で大切なテーマを持つ仕事です。しかしながら、その仕事に対する熱意を高く持ち続けるための仕組みを持っていない健診機関は少なくありません。安い給料で自腹で自己研鑽をすることが出来る自信があるのであれば止めはしませんが、もし自分が親で子供の就職先を考えるのであれば、ちゃんと技術のみにつく環境を勧めてあげたいところです。将来にかかわる話なのですから。

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