健康診断と食事の関係

これって結構面倒な問題なんです。

割とよくある問い合わせのテーマの一つなのですが、健康診断に関する食事の話です。自費で検査をするケースが多い人間ドックの場合には、しっかりとした結果を出したいという受診者さん本人の意向がありますのでそれほど問題になることもない検査と食事の関係も、仕方なく受けている健康診断では事情が変わってきます。

一般に健診機関の人間に検査前の食事のことを質問したら、前日から飲食を断ってくださいという説明をされるケースがほとんどではないかと思います。都市部では午後や夜間の健診を実施しているケースもありますのでそんなわけにはいかないということも多いと思いますが、そう言うしかないのです。

しかしながら、あんまりしつこくどこまでなら良いのかを確認してくるような方に対してはついつい言ってしまいたくなるのが

別に食べたければ食べても良いですよ、それで検査できなくなるわけでもないし・・。

という本音だったりします。

人間ドックにあるような検査の中には食事をすると検査不能というものはいくつかあります。

例えば以下のようなものは検査をしても判定できませんので注意ですね。

胃X線検査:残渣で変なものがいっぱい移って判定不能。

胃カメラ:見たくないものがいっぱい見えて検査不能。少量なら取り除けたりする?

腹部超音波検査:内臓が動いたり、画像が撮り難くなって正しい判断が困難。

こんなところでしょうか。

しかし健康診断では上記のような検査はありませんから、言ってしまえば食事をしてしまうことで検査不能になるということがあるとは限りません。

健康診断において食事などを控えてくださいという話をするのはより正確な検査結果でなければ判断が難しいからという要素を多分に含んでいるものではありますが、必ずしも付加ではないのだと私は思っています。

その証拠になるのかはわかりませんが、平成30年度より空腹時血糖に加えて随時血糖が必須の検査の項目として認められる方向に変化しています。この随時血糖というのは食後3.5時間以上10時間未満の状態のことを意味する言葉であり、ついこの間までは避けるように言われてきた検査の受け方だったりします。

食事の影響を受ける可能性がある健康診断の検査項目には他にもいくらかはあると思われますが、最も注目されている血糖の取り扱いがこのように変化したことに伴って今後も健康診断と食事の関係についても変わっていくのでしょう。

私は個人的にはそんなに気にしなくても・・・と思いますけどね。

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