健康診断のD判定が意味するところ(人間ドック学会準拠)

緊急性の高さを意味するものとは少し違います。

時々ですが、問い合わせをいただくことがあります。半分怒った状態で事務の女性にクレームを入れてくるような形になることもあります。さてそれはどんなことで…と言うと、大体以下の感じです。

健康診断の結果が「D判定」だった。

それなのに結果が届くのが非常に遅い。

待っている間に何かあったらどう責任を取ってくれるんだ!

とまぁ、こんな感じです。

D判定と言うのは人間ドック学会に準拠した判定の中では最も重いものです。健診機関によって表現の仕方は違いますが、概ね”要医療”という意味になっています。まぁ、以下の様な感じです。

D判定:要医療(病院行ってね、という意味)

他にも、D判定をより細かく分類したこんな表現もあります。

D1判定:要治療(治療が必要なレベルだよ、という意味)

D2判定:要精密検査(検査結果が基準値から大きく外れていたよ。念のため病院で再検査してもらってね、と言う意味)

いわゆるD判定と言っても、こんな感じの意味になります。誤解を恐れずに言えば、D2判定なんかは特にそうですが、緊急性が高い物とは言い難いものがあります。要医療と言うと何かと緊急性を感じますが、実際のところそれほどでもないものがいくつもあります。

あまり知られてはいませんが、私たち健康診断の世界ではこのD判定以上の対応をすることがあり、更に二段階上の対応が存在しています。本当に緊急と言うのはそういう状態のことを言いますので知っておくといいかもしれません。

本当にすぐに病院に行った方が良い所見が見つかった場合、健診機関の対応としては本人にすぐ連絡をします。その方法は様々ですが、基本的には電話で直接情報を伝えることが多いです。

血液検査がかなり極端な数値が出た場合、それをパニック値と言うことがあるのですが、緊急で受診をした方が良い水準を超えた場合にはそのような特別な連絡をしています。私の知る限り、この連絡で病院を受診した方がそのまま入院したという話も知っています。これがD判定の報告を行う一つ上の対応である「パニック値の対応」です。

そしてそれすらも凌ぐのが、健診機関からすぐに専門の病院に救急車を使って搬送するレベルの対応です。一番多いのは脳ドックの様に明らかに緊急の所見を確認できる場合です。脳梗塞の発生を確認できる場合、いつ倒れてもおかしくないという判断のもとに「病院に救急搬送」することが実際にあります。

そんなわけで、健診機関から特に連絡がなく、報告書にD判定が書かれて通知されるようなレベルであれば、検査から二週間経過してから病院を訪問したとしても遅すぎるということはありません。

実はそのようなものだと医師が言っていました。

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