肺ドック:どういった方にお勧め?

正直なところお勧めしにくいです。

勿論、肺ドックは肺の状態をより詳しく知るという目的においては有効な検査であることは間違いないのですが、医師の中にも「自分なら受けない」という先生が少なくないのです。そんな状況ですので安易にお勧めして良いものかと考えてしまいます。

何がそんなに心配なのかというと、やはり放射線による被ばくの影響でしょう。被ばくは怖いものであるということはよく聞かれますが、その実感を持つことは私には出来ません。何がどう怖くて、どう問題なのかを説明することが出来ません。そのため何とも言えない不安を感じる人は感じるのでしょうね。

私もそんな一人です。健診屋さんとしては、人間ドックの一部を担う肺ドックを積極的に推奨することも必要なのでしょうが、まぁ、自信を持って進めることはできませんね。

なお、繰り返しになりますが、CTという検査自体は非常に優れた技術です。短時間で体に傷をつけることをなく内部を詳しく調べることが出来るのです。そんな優れた仕組みですので医師が必要と見つめる状況では積極的に受けてもよいでしょう。

ちなみに、CTによる被ばくの影響によってがんのリスクが増加するのかどうかはあまりはっきりとはわかっていないようなことが書かれています。それでも絶対に大丈夫とは言えませんし、検査をすることによるリスクよりもメリットの方が大きい場合に限って利用すべきでしょう。

要するに・・

検査をする不安・リスク > 検査をするメリット

この状態では受けるべきではありませんが、

検査をする不安・リスク < 検査をするメリット

こうなるのであれば受ける価値もあるでしょう。私は検査をしたほうが良いという局面があるとすれば、それは医師のおすすめがあってからでも十分だと思っています。

通常の健康診断で胸部X線検査でははっきりわからないことがあった場合は二次検査としてCTを受けることが出来るでしょう。これは保険診療になりますから保険証が使えます。

他にも喫煙習慣があり、節目の年齢で自費であっても肺の状態を確認しておきたいなどの考えがある場合にも医師との相談のうえで自費での検査を行うことを推奨したいと思います。

検査については受ける側の権利というものもありますので門戸は広がっていますが、正しく知識を身に付けて判断するためには医師との相談がお勧めです。ただ、医師も人によって言うことがある程度変わりますので、信頼できる医師を見つけることが大切ですね。

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