会社の健診はどこでも一緒の内容?

結論から言えば、一緒ではないです。

勿論法的に求められるものは同じですが、その内容に如何にプラスアルファするのかはそれぞれの会社の考え方次第であると言えましょう。

多くの方の感覚からすると、大企業ほどしっかりとした内容の検査を行っており、中小零細になるとあんまり充実していない内容であるというイメージかもしれません。

しかしながら実際に健診施設という医療機関で働いている私の視点からは、結局は会社の考え方ひとつであるというのが現実のように思います。

私の職場では誰もが聞いたことがあるというレベルの大企業の健康診断も行っていますが、それらを含めた上での私見を提示してみます。

大企業の健康診断:必要なことを網羅しているが、余計なことはしないというスタンスがはっきりしています。独自に健康保険の仕組みを活用して人間ドックの受診を促すなど、職場の健康診断と個人での人間ドックによる健康管理を切り離して考えているところが目立ちます。

<組合健保を作るレベルの大企業の一例>

会社によって違いますが、健康診断レベルではかなりシンプルに行っている傾向があります。よく言えば無駄がないのですが、充実した内容とは言えないことが多い気がします。

中小企業の健康診断:経営者の考え方がダイレクトに表れているように思います。ほとんど人間ドックレベルのことを会社の経費で行っていることもありますが、必要最低限度にしか行わないケースもあります。景気の影響を受けるところが強くあり、良い会社ほど健康診断もしっかりしている・・は、少し言いすぎでしょうか。

<協会けんぽ加入の一般企業の一例>

職場次第です。本当に。

良いところだと全職員に会社の経費で人間ドックをしているところもありますが、こんなことは従業員が多い大企業では難しいことでしょう。

酷いところだと医師が不要と判断すれば省略できるとされる若年者の血液検査や胸部X線を省略するように医師に依頼するようなところもあります。コスト面を意識しているのかもしれませんけど、なんだかなと思います。

零細企業の健康診断:やってないとこも結構あるような気がします。やっているところはそれなりの内容はしていますが、監督署に指摘をされて急ぎでやってほしいとか、二年に一回で良いのでやってほしいなどの依頼もあります。

従業員が数人から十数人というレベルだと中々難しいのが現状なのかもしれません。事情が分からないというものでもありませんので、使えそうな補助金制度などを案内しながら、法律の求めているところなどを説明しながら丁寧に対応しているのがこの辺りの会社さんですね。

ただ、最も職員を大切にして充実した内容の健康診断を行うのもこのクラスの会社だというのが私の認識です。全員が4万円超えの人間ドックを利用するケースがあったりしますので、従業員を大切にしているところは大切にしているのだと思います。逆もまた、然り。

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