健康診断は受けた後の作業があります。
一般の従業員の方には関係ありませんが、総務などのポジションにある方の場合には監督署への届け出をしなければならないという事情から仕事が少し残っています。その期日というわけではないのですが、年末になるとそれらの問い合わせが多くなる傾向を感じます。
一般的には健康診断の実施報告書という形で安全衛生法に定められている項目に関して集計結果を報告するということになります。いわゆる法定健診というものですね。他の健診施設でもやっているところは多いようですが、要望があれば集計結果をまとめて納品したりもしています。
経験がある方には簡単なことかもしれませんが、知識がないと健康診断の結果といくらにらめっこをしていてもわかりません。大体数が合わないのです。そんなわけで問い合わせがたくさん来ることになるのですが、その時期が今の時期というわけです。
なんでかな?と思うのですが、良くはわかりません。労基の方は以下のように言っています。
Q1:監督署への報告はいつ行えばよいですか?
A1:健康診断が終わったら提出してください。
Q2:いつまでという時期はありますか?
A2:終了したら速やかに提出してください。
Q3:出し方にルールはありますか?
A3:特にありません。自由に集計してください。
Q4:一回提出した後で追加で健康診断を受けました。
出し直しが必要ですか?
A4:追加実施分だけ出せば十分です。
Q5:出さないとだめですか?
A5:だめです。
他にも色々ありますが、特にこうしなければならないという決まりがあるわけではないようです。極端な話になりますが、毎月出しても良いですし、全員が終わったタイミングで作成しても良いです。男女別で集計をしても良いですし、提出先が同じである場合には複数の拠点をまとめても構いません。
この辺りはかなり柔軟ですので、対応はしやすいと言えます。しかしながら注意しておきたいのは出さないのは絶対にダメです。事業所には提出の義務がありますので、提出がなければ遠からず知られてしまうことになります。
問い合わせがあった際に速やかに提出することが出来るのであればよいですが、もしも健康診断を実施していないようなことがあればすぐに実施するように指導を受けることになるでしょう。
最も基本的な部分になりますが、わからない場合には健診機関か、思い切って労基の担当窓口に聞いてみましょう。会社の方は妙に不安視している方もいるのですが、基本的には丁寧な良い方が多いと思いますので安心ですよ。