ストレスチェックの記入漏れは単なる不備か、情報か

そんな議論をしている人がいます。

もちろん誰もが納得する回答があるわけではありません。現在ではある程度の規模の会社に勤めている方であればストレスチェックを経験したことがあるでしょう。それは紙の問診票を使いましたか?それともオンラインで回答しましたか?

様々な会社がサービスを提供しており、効率的に情報を整理することが出来るように工夫が凝らされています。私の職場はサービス提供を行う側の医療機関ですが、一般に推奨しているのは紙の問診票を扱う方法です。その理由は以下の通りです。

1.紙に印刷した問診表を配布するだけなので、イニシャルコストが安い(ほとんど不要)。

2.オンラインの場合に必要になる最低限の情報リテラシーを必要としないため、非常に多くの人に対してストレスなく実施することが出来る。

中小企業の場合にはこのメリットが非常に大きく作用するのではないでしょうか。

私はオンラインで実施するタイプのストレスチェックも経験したことがあるのですが、総合的に判断して多くの人に勧められるのは紙かなと思っています。だって何かあっても対応が楽ですので・・。

しかしながらそんな感じの運用上の問題とは違う側面で紙媒体での実施とオンラインでの実施、ここでは広く端末に打ち込むタイプの紙を使わない実施としたいと思いますが、それぞれの違いに着目した議論が巻き起こっていました。

それは

記入漏れの問題

です。

普通に考えれば記入漏れは避けなくてはならない問題であって、百害あって一利なしと考えそうなものですが、専門家の一部にはこの記入漏れにも着目すべきという声があるのです。

確かに集計をしてみると記入漏れの発生確率は企業によってかなりのばらつきがあります。記入漏れが全くと言ってよいほど存在していない企業もあれば、全体のおよそ3割程度が記入漏れを含んでいる会社も存在しています。

しっかりとした分析をしているわけではありませんが、この記入漏れ発生率は何かの意味を持つと言っても不思議ではありません。システム系の人間からすれば単なるエラーでしかないものが、メンタルヘルス担当者の視点では情報として評価される場合もあるようなのです。

実はこの記入漏れを含む誤回答、白紙回答率を知りたいと考えているのであれば紙での運用しか選択肢はありません。パソコンやスマートフォンを使う情報収集は確かに便利で漏れはありませんが、その情報は画一化されたきれいな情報であり、手書きであれば様々な形のない豊かな情報を得ることが出来るのです。

実際に面談を行ったりする立場からすれば紙の情報にはそれなりのメリットもあるのかもしれませんね。

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