来年から健康診断が変わるかも?

来年度から健康診断が少し充実するかも

そんな話があります。会社の健康診断と言うのは定期健康診断と言い、法律によって定められた項目を一年に一回は受けさせなければならないというものなのですが、本年度までと来年度で法律の解釈が少し変わるという話が存在しています。

根拠となる法律である労働安全衛生法に特に変化があるわけではないのですが、これまで定期健康診断では省略可能な項目と言うものが存在しており、医師が適当であると判断する場合には年齢によって法定健診の一部を省略することが認められていました。

例えば心電図などは34歳以下の若い世代では省略するのが一般的ですし、血液検査なども省略可能な項目として知られています。さらには胸部X線検査についても省略することが出来る仕組みになっています。これらは医師の判断があれば良いという内容を法律から読み取ることが出来る為、一般的に普及していた考え方だったのです。

しかしながら今年の8月頃だったと思うのですが、医療機関に通達がありました。医師の判断による定期健康診断の一部省略は年齢などの条件によって一律に決めることは適当ではない、という趣旨の通達です。これがどういうことかと言うと、若いからと言う理由で心電図を全員一律で実施しないという医師の判断はいかんよ、と言うことなのです。もしも省略したいのであれば一人一人に状況を個別に確認し、省略するに足る理由を明確にすることが必要と言うことになるのでしょう。

これには医療機関側も正直戸惑いました。長年若い方の健康診断はシンプルな内容でOKと言う認識でやってきましたので、これからどうするの?と言うことです。単純に検査項目が多くなって売り上げ増でラッキーとはいかないのが世の中ですので、さてさてどうしましょうという状況です。

最近では法律には従うという会社も多いのですが、その様な情報を伝えても値上げには応じないケースもあるでしょう。正直大変な出来事になるかもしれないとドキドキしています。大きな工場への影響はかなり大きいと言えますので、一人当たり数千円の健診費用の増につながるかもしれません。それにすぐに対応してくれるほど甘くはないのです。

ちなみにこの法律で言う医師の判断の医師ってどんな医師なのでしょう。その会社の産業医なのか、健診の診察をする医師なのか、それとも・・?という話もあります。確認してみたところ、ここで言う医師は単に「医師」なのだそうで、医師であれば誰が判断をしてもいいのだそうです(監督署談)。これもまた面倒な話で今後しばらくはお金の問題で苦しくなるのかもしれません。健康の話なんですが、コストの問題は無視できないんですよね。

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